ライラと仲間たち

いろいろな生き物と暮らす楽しくて大騒ぎな日記です。

やっと出版!

2021-04-11 | 野生動物救護

一年掛かりで、やっと出版出来た、いや、それ以上かな?

助成金が下りることが決まったのが去年の一月だから、一年三か月掛けて

ようやく完成したのよ

 

傷付き保護されても、残念ながら落としてしまった命、

その死を無駄にせず、環境教育、普及啓発活動に役立てられないかと

模索してて、ボランティアさんたちが、20年来地道に続けてきていた

羽根標本を本にして出版しようと思い立ったのです。

で、先立つものは資金 まず助成金探しから始め、

「サントリー世界愛鳥基金」から援助を受けられることになりました。

 

でも、それからが大変、元々は、記録として残しておこうというくらいの

気持ちで作っていたのが、いざ本にするとなると、ある程度の見場、

そして何より、正確さが必要になってくる。

やっても、やっても、訂正、訂正の繰り返し、山のような文献調べたり

専門家の意見を聞いたりしたけど、そもそも野鳥の詳しい資料って、

あまり無いんだよね あっても古かったりして

結局、撮影も、やり直し3回、その都度レイアウトも変更になったりで

関わっているボランティアさん同士も感情的になって、その調整、修復が

また大変だったりと、本当に、良く出来上がったもんだよ。

 

内容は、厳選した17羽の羽根標本、ツバメ、コゲラなど割と身近で

見られる種から、センダイムシクイ、オオジシギなど、

あまり見かけない種も載ってます。

 

 

羽根の名称、計測方法なども図解して、環境教育の場でも使うつもりです。

 

納品された冊子を前に、一同、やっと完成した、大変だったけど遣り甲斐あったなあ

と、感無量、時には衝突しながらも励まし合い、力を合わせて作り上げた冊子、

これから、地域の学校、図書館、野外観察施設などに配布します。

一枚の野鳥の羽根から、自然の作り出す美しさと機能性を知り、

野生動物達のことを知るきっかけになってくれればと思ってます。

そして、一歩踏み込んで、彼らと人間との関わり方も考えてくれればと思います。

 

 

 

コメント
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