May The Force Be With Me

Whatever you do, wherever you are...

アルピニスト。

2007-02-24 22:42:13 | touching

そういえばこないだ会社に野口健が講演に来た。たまにテレビで観たり雑誌で読んだりしてなんとなくその存在は知っていたけれど、こんなにすごい人とは知らなかった。そもそもなんでうちの会社にそんなにすごい人が来たかというと、最近あちこちでクローズアップされている環境問題に、CSR(企業の社会的責任)の一環として貢献しようということらしい。最近自分でも環境問題には興味があって本を読んだり、テレビで観たりしているけど、具体的に何をどうしたらいいのかということになるといまいちピンと来ない。身近なところでは、ごみの分別はもちろん、過剰包装を断ってごみを減らすように心がけたり、節水・節電したり、チームマイナス6%に登録してみたり。あと最近ではマイ箸を持ち歩いてみたりして。ただ、ランチのときなんかはあまりにおなかが空いていて思わず食べ物に飛びつくので、マイ箸の存在を忘れてしまうこともあるけど。

そもそも野口健が登山家になったのは偶然ある本と出会ったことから始まった。落ちこぼれだった学生時代、停学処分を受け、外交官だった父に家に居て暴れられても困るからどこか旅にでも出ろと言われ、ひとり旅に出る。旅先の本屋でふと手にした植村直己の本に強く感銘を受け、そこから野口健の登山家としての冒険が始まる。冒険にはお金がかかるらしく、「資金を集めるところからが冒険だろ」という父の言葉でまずは資金集めに大奮闘。そうこうして登山を続けるうちに3度目にしてエベレスト登頂に成功。そして25歳で七大陸最高峰最年少登頂記録樹立。すごい。そんなふうに偶然のようで必然的に登山家になるなんて人生って面白い。

何度か登山を繰り返すうちに環境問題に眼を向けるようになる。テレビに映るエベレストはとてもきれいだけど、実際のエベレストには大量のごみが散乱しているらしく、その理想と現実のギャップにショックを受けたらしい。標高5000mのベースキャンプにはマッサージ、理容室、バーがあったりでそのほとんどが中国人経営らしい。どこででもビジネスを確立させてしまう中国人の生命力の強さってすごい。そんなベースキャンプでいろんな国の登山家と出会い、一緒に清掃活動を続けていくうちに、日本のごみがとても多いことを指摘され、だから富士山も汚いんだろうと日本を批判されたことがとても悔しかったらしく、その後富士山の清掃も率先して始めることになる。

そのほかにも日本各地で環境学校を始めたり、登山で亡くした大切なシェルパの残された家族のためにシェルパ基金を始めて、子供たちが学校に行けるように手助けしたりしている。


毎年ヒマラヤに足を運び過酷な登山を続けているため身体はボロボロらしい。外から見た目には全く健康的に見えるけど、実際は低酸素生活がたたって内臓系はもうボロボロらしい。いつかの講演のときには肛門から血を流しながら話していたこともあったらしい。それでもまだ冒険は続く。

野口健は、あえて厳しい状況に立ち向かう登山という冒険と環境問題はとても似ていると言う。標高8000mの登山はそれはそれは過酷で、登頂途中であちこちで死体を眼にして、どんなときでもとにかく生きて帰るという強い思いを胸に決してあきらめずに下山する。環境問題も人間が生きている以上切り離せない問題で、沢山のタブーや矛盾が存在している中で、決してあきらめてはいけないのだと野口健は言っていた。他にもたくさん面白い話をしていたけれど、とてもココには書ききれないほど。

あっという間の1時間ちょっとの講演。とにかく野口健はおもしろい。こんなによくしゃべる人とは思わなかった。見た目も思っていたより小柄で中肉中背という感じ。とても話し好きのようで終始にこにこ笑っていた。最後に質疑応答で、ある人が「そんなに辛い思いをしてまでどうしてエベレストに登るのか」という問いに対して、「もうこれは病気ですね」と即答していたのが面白かった。エベレストに行く前は毎回とても行きたくないらしく、行った瞬間早く日本に帰りたいと思っているらしい(レベルはかなり違うけど、私も富士山に行くときは全く同じ心境で、
下山してくる人を見るとうらやましくて仕方がない)。日本に帰ると快適すぎてもうどこにも行きたくなくなるとか。ただ、ヒマラヤに居るときは常に死と隣り合わせで、そういうときは必ず五感が冴え渡っているので野生化している自分に気づくらしい。そして身の回りの余計なものは全て排除しただシンプルに目標はたったひとつ、「生きること、生きて帰ること」。

私にもなにかできるかな。
次のCSR講演はどんな人が来てくれるのか楽しみ。

Wikipediaより・・・
CSR = 企業の社会的責任
持続可能な社会を目指すためには、行政、民間、非営利団体のみならず、企業も経済だけでなく社会や環境などの要素にも責任を持つべきであるという考えのものに成立した概念


softbank

2007-02-20 22:31:31 | touching

携帯機種変したいなぁと思いつつ、すでに1年くらい経っちゃった。モデルチェンジとか早すぎてタイミングをつい逃してしまう。携帯使い始めてからずーっとdocomo。docomoのよさってなんだろ・・・。ポイント溜まったことかな。。。最近はsoftbankの携帯のCMが結構好きで、大好きなキャメロン・ディアスを起用してたり、ブラッド・ピットがお茶目だったり。特に加瀬亮が出てるCMがE!!かなりツボ。あのさりげない感じは彼にしかできないね。あんな風に大事なことも携帯で伝える時代なんだね。

ちょうど今日会社でムカッ!とした出来事があったんだけど、そんなときに福岡の叔母ちゃんから携帯に電話があって、叔母ちゃんも今日ムカッ!としたことがあったらしく、同じ日にムカッ!としてたことをお互い話してすっきりできたりして面白かった。叔母ちゃんに、「会社勤めしてると、人間関係でいろいろあると思うけど、頑張りぃよ」って言われてちょっと元気が出た。ありがと。たまにはこうやって話すことって大事だね。


注)softbankの携帯にしようと思っているわけではありません。


コトー。

2006-12-14 23:21:33 | touching
コトー先生、ずっとそばに居てあげて~。もう悲しすぎる。どうしてこんなに悲しいことばかり起きるんだろうってくらい悲しいことの連続。でもたまにボケボケだったりお茶目なコトー先生のキャラはやっぱり愛らしいのだ。最近漫画が原作でドラマ化するものが多いけど、けっこうどれも面白くてついついはまってしまう。のだめもそうだし。そう考えると漫画ってすごいな。朝、満員電車の中で必死に週刊の漫画を読んでるおじさんとかも、きっと私が毎週ドラマを楽しみにしてるのと同じくらいワクワクな気持ちで1週間待って漫画を読んでいるに違いない。何もそんなに満員のなか読まなくても・・・なんて思うけど、もし私がおじさんだったら1週間楽しみに待ってた漫画を手にしてるのになんで読まずにいられるか!くらいの勢いに違いない。これからは漫画を読んでいるおじさまを見たら暖かく見守ってあげる余裕を持とう(朝からエロ漫画を読んでるおやじを除く)。

Thumbsucker

2006-10-09 23:34:25 | touching

監督・脚本:マイク・ミルズ
音楽:ティム・デローター
原作:ウォルター・キルン
出演:ルー・テイラー・プッチ、ティルダ・スウィンストン、キアヌ・リーブス、
        ヴィセント・ドノフリオ、・・・
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親指をしゃぶる癖が直らない17歳の少年が、毎日自分の身の回りで起きる出来事に敏感に反応しながら自分探しを始め、将来の夢に向かって成長していくヒューマンドラマ。こういうセンスがいいヒューマンドラマはかなり好きなジャンルの映画で今回は自分の中でも高得点をマーク。キアヌ・リーブスの歯医者さんも主人公のジャスティンの癖を直してあげようと助けたつもりが結局助けられたのは自分だったり、母親役のティルダ・スウィンストンも息子の悩みを自分と重ね合わせたように同時に悩み続けているのに、一番幸せなのは息子の幸せとばかりに、息子が秘密で申請した大学の合格通知を喜ぶ。信じていてた人に裏切られたり、成功することで変わる自分に気づいたり、ばらばらだった家族が段々ひとつにまとまっていったり、17歳の少年もいろいろあるんだな。最近自問自答してることが多いけどいつか答えが出るのかなって気が遠くなったりするときがあって、今日この映画を見て答えが出た。大切なのは答えなしに生きること。それだな。


Tかすソニック。

2006-06-17 23:55:20 | touching
2次会なのにすごい人数が集まってたね。これも二人の力。幸せパワーをさらにみんなに分け与える二人の力。1次会に来れなかった林とかユコちゃんとかnaotoさんとかただっちにも会えてよかった。それぞれに楽しんでいたようで盛り上がってたなー。ひたすら楽しい時間でした。

     
  マダムうらら発見。       スターなDJたちが入れ替わり踊らせてくれた。

このあとは3次会へ。深夜すぎにおなかが空いてみんなでご飯を。さらに呑む人も。今日は一日幸せで胸いっぱい、おいしい時間でおなかいっぱい。あー、楽しかった。

Tかすロックフェスティバル。

2006-06-17 23:39:12 | touching

ついにこの日がやってきました。人生でたった一度の結婚パーティ。みんなで手作りのパーティがこんなに素敵なものになるなんてすごい。Tかす本人が作ったプログラム、先輩手作りのヘッドドレス、りょうへいさんのポスター、hideさん編集特製ビデオ、naotoさんが作った結婚指輪、そしてダイスケの司会(他にもまだまだあったような気がする・・・)。どれもこれもみんなの二人への温かいキモチが伝わっていてすばらしかった。私は受付くらいしかお手伝いできなかったけど、一緒にお祝いすることができて光栄でした。

      
  ケーキカット!                 素敵な☆ふたり
  
特にTかすがウルフルズの「いい女」をjunさんのために歌ったときはすごく感動した。思い出すと今でも泣きそうになるどー。そして本当に幸せなんだってことが伝わってきて私まで幸せな気持ちになれました。素敵な歌を聞かせてくれてどうもありがとう。junさんの歌も初めて聴いたけど、全てがjunさんらしくてすごく素敵だった。幸せな人って輝いてるね。

Tかすとは、当時会社で同僚だったサワコの同級生ってことで遊ぶようになって、会ってから3回目で突然ダイスケとともやんと一緒にフジロックに行くことになって以来なわけですが、晴れてこの日を迎えることができてとてもうれしい。不思議な縁でここまでつながっていて、うまく言葉にできないけどほんとうによかったと思う。まぁ、これからもよろしく(ってなんか変だけど)。新居に遊びに行かせてください。

   junloたちも嬉しそう☆


サプライズ発表

2006-03-12 23:59:25 | touching
「結婚しました。」
って友達からサプライズ告知がありました。

まぁいつかはと思ってたけどあまりに突然の発表だったのでびっくり。でもまだ本人たちに会ってないのでなんとなく実感沸かないなぁ。電話で話したけどいつもと変わらない感じ。またそれがいいのかな~。いつもどおりこれからもよろしくねっていう感じでとても自然体なふたりです。

この突然の発表のおかげで周りの人たちまで幸せな気持ちにできちゃうってすごいよね。きっとこれもふたりの力だね。末永くお幸せに~☆


Once in a Lifetime

2006-03-05 13:48:00 | touching

ついに完結。2 Men, 4 Wheels and 20,000 miles. Long way round is truely the adventure of a lifetime. 一生に一度の大冒険。こんな旅ができたユアンとチャーリーがとてもうらやましい。途中、険しく危険な道が幾度となく目の前に現れて、でもあきらめずに立ち向かっていくその勇気と、決して最後まであきらめずにやり遂げるという強い意志が二人のこのとてつもなく大きな冒険を成就させた。それから何かを成し遂げるときっていうのは決して一人ではできないっていうこと。周りのサポートがあってこその結果。そのことに深く感謝していたユアンとチャーリーの姿がとても印象的だった。

旅の途中で出会った人たちとの交流も楽しそうだった。たとえ言葉が通じなくても笑顔で握手をし合って目と目で話す。ユアンが、民族が違ってもみんなひとつの同じ人間なんだって言っていた。そんな風に思えるなんて素敵だね。この旅を通してUNICEFを訪れて、生活の環境や家族に恵まれない子供たちと触れ合うことで素直にリアクションするユアンとチャーリーの姿も印象的。二人とも子供を持つ父親として感慨深いものがあったんだろう。きっと自分たちにはどうすることもできないとわかっていても、短い時間でも一緒の時間を笑顔で過ごすことが大切だったんだろう。

旅が終わりに差し掛かるとなんだか寂しい気分でいっぱいになっていくのは旅の常だけれど、それ以上に得たものが大きいことは旅をした本人が一番気付いているはず。最後に二人が泣きながら抱き合ってお互いに感謝し合っていたシーンはグッときた。約3ヶ月間、楽しいだけじゃない過酷な旅に出た二人の勇気を私も少し分けてもらったような気がする。

こういうのを見ると自分もすぐにどこかに旅に出たくなる。
べスパに乗り始めてそろそろ3年か。。。それまで乗っていたリトルカブ時代を含めると今までいろんなところに行ったけど、どれも今思うと楽しくていい思い出。天気もいろいろ体験した。台風の中200ccのべスパ・ランブレッタに混じって50ccのカブで台風の中富津まで走ったり、せっかくGWにみんなで行ったツーリングも3日間一日も晴れず土砂降り&渋滞、真冬の夜中に都内で吹き荒れる強風に飛ばされそうになったり。かと思えば夏は焼き付ける太陽の日差しの中を走って日焼けと戦ったり・・・。今はちょっとやそっとの雨なら全然平気。ひどい土砂降りでも逆にそれを楽しむことができるようになった。単に強くなったっていうだけじゃなくて、天気を含めてべスパに乗ることが好きになってきているのかなぁ。

私にとってはたった30キロでも立派な長距離ランなわけで、目的地にようやく辿り着いたときの達成感なんていうのは毎回すがすがしくてとても気持ちがいい。途中信号で止まったり休憩に寄ったときに一緒に走ってる人と交わす会話だったりっていうのもきっとたいしたことは話してないにしても楽しいひと時だったりするわけで。いいよね、そういうの。

車と違ってバイクに乗っていると直にいろんなことを感じることができる。太陽、風、気温、その土地の匂い、その町の音や人の話し声、いろんなことを五感で感じながら走ることができる。それって車に乗ってるのとはちょっと違った旅の楽しみ方なんだと思う。中免を取るのにはひと苦労もふた苦労もしたけど、無事免許を取ってべスパに乗り始めて本当によかったと思う。

そろそろ今年も冬が終わり春が来る。自分の前を走るべスパからガソリンとオイルの混ざったあの甘いような苦いようななんとも言えない香りがすると、あ~またみんなで一緒に走れる季節が来たんだなって思う。今年はどこに行くのかな。どこまで走るのかな。そこに道がある限り旅は続くのだーっ。だーっ!


トリノの勝利の女神は荒川静香にキスをしました。

2006-02-24 06:49:33 | touching
今日は早起きして女子フィギュアのフリーを見る。
荒川静香がやってくれました。初めてのスタンディングオベーション。
あのしなやかな腕の動きとひとつひとつの動きがとても丁寧でとても好きな選手。体もほかの選手に比べて女性らしい柔らかさがあるような気がする。頭のてっぺんから指の先まで芯の通ったような統一感のある滑りがとても彼女の性格を現しているような印象を受けた。もぅ滑っている途中からなんだかわからないけどこの寒い朝に体がぽかぽかしてきて涙がこみ上げてきた。滑り終わったときにはテレビの音が割れるくらい大きな拍手に包まれた荒川選手。トリプルジャンプ、ダブルジャンプの違いが全然わからない素人目の私にさえ大きな感動を与えてくれてどうもありがとう!!!
しかし最後まで冷静だったなぁ。採点後に高得点が出て1位になったときでも少し控えめに喜んでいたところがとても素敵。

        

村主章枝も荒川静香に続きまたまたスタンディングオベーション。
きっと彼女の気質だと思うけど滑りにもそのひたむきな想いというか真剣なまなざしの見据える先にあるなにかがしっかりと現れていると思う。その不安げな表情のせいかもしれないけどひとつひとつの技が成功したときに感じる高揚感がすばらすぃー。

フィギュアスケートって不思議だよね。衣装のセンスとか選ぶ音の趣味とかもきっとあるんだろうけど、選手ひとりひとりの性格というか雰囲気がすごく表れている気がする。個性が人を惹きつけて釘付けにする不思議なスポーツ。あんな風にして人を感動させることができるなんてすごいよね。ほんと朝から感動した。

あっ、タイトルは解説のアナウンサーが言ってた言葉ね。ほかにも書き留めたいコメントをいっぱい言ってたけどさすがアナウンサー。言葉の魔術師です。

あっ、あと、最近活躍する日本人の若い女子アスリートは「愛子」とか「藍」とか、「あい」っていう名前が多く目立ってた中で今回は「静香」だったのがなんかすごい。