地球の危機!

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「アメリカの老人ホーム」

2010-12-26 08:48:26 | Weblog
「アメリカの老人ホーム」

「アメリカ人にとって最大の恐怖は、「老いて痴呆になってナーシングホームに追いやられる事」だそうです。 (『「痴呆老人」は何を見ているか』 大井玄著、新潮社)

アメリカ社会では、自立性を失う事が即、死を意味するのだそうです。

1986年に米、ナーシングホームで息を引きとった人は、入所後、
1ヶ月以内は、全体の1/4
6ヶ月以内は、全体の1/2。

1986年というと、今から四半世紀も前なので、そのまま比べる事は出来ないと思いますが、「入所者(高齢者)の、苦痛を軽減する事のみしか、行われていない」。

例えばーーここからは私の想像ですがーー、食事を30分掛ければ食べられるところを、15分くらいで終わりにされてしまうとか、

高齢になっても自立しているべきだから、手すりがない、段差があるまま…  という感じでしょうか。

物理的なことのみならず、気持ちの面でも、1度説明して分からなければ、痴呆とみなされる、とか…

アメリカでは、高齢者になっても、自立している事を求められるのですね。厳しいですね。日本では、ナーシングホーム(老人ホーム)入所後、亡くなられるまでの時間は、約4年半だそうです。

日本でも、高齢者いじめは、深刻だと思います。なので、どちらが良い、という問題ではないとも思います。

なぜこのことを取り上げたかというと、人間をどういうふうに取り扱うかによって、→ひどい扱いをすることによって、戦争や飢餓が生み出される、と思うからです。


年をとれば、杖や車椅子のお世話にならなければ、移動できなくなる。肉体的に、そうなのだから、あくまでも、自立を求めなくても…、と思いますが…。

高齢者といわず、壮年、青年も、「即戦力」のような使い方をしないで、「人の気持ち」の扱い方にも配所がなされるようになればいいな、と思います。

そうしておかないと、自分が老人になった時、キレる若者、早く速くの壮年、に囲まれて過ごさないといけなくなる、と思います。