6/23 Sun. [ クラちゃんの起床時刻 5:05 AM ]
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◇第55回 長野市消防団ポンプ操法大会・第32回ラッパ吹奏大会 が開催される
消防団のポンプ操作の速さと技術を競う 「 ポンプ操法大会 」 ならびにラッパ吹奏の技量を競う 「 ラッパ吹奏大会 」 が、晴天の下、長野市消防学校で開催され、市内各地から ポンプ操法16分団・ラッパ吹奏9中隊が出場しました。
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消防団活動は 「 究極のボランティア活動 」 と申せます。
社会人として生業をもつ傍ら、火災の予防活動や、火災の際には当局の支援活動に精励され、地域の安心・安全の「よりどころ」として まさに身を挺して活動されています。
そして、この日 行われた 「 ポンプ操法大会 」 ならびに 「 ラッパ吹奏大会 」 では、その年に出場することになった分団(中隊)が、約2か月も前から、早朝から 消防活動のモットーである 「 基本動作の繰り返し 」 を重ね、もって消火活動の精度を上げん とするものです。
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今年は、私の住む地域の分団の〝出場年〟に当たり、5月から分団を挙げて早朝訓練を重ねてきた成果を発揮するべく 代表選手が出場しました。
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出走順は8番目、会場にアナウンスが響くと、わがことのように緊張します。
指揮者の号令の下、一斉に消火活動に入ります。
火点をめざし、ホースを抱えて全力疾走です。
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1番員は、指揮者と連携して、同じく火点をめざします。
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練習では失敗もありましたが、本番のこの日は、ホースもまっすぐに延び、機敏のうちに放水されました。
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後方の水槽では、コースを走る選手ほどの華やかさはありませんが、何より重要な水の供給を担う選手が、不動の姿勢で消火活動を見守ります。
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アッという間の消火が終わり、2番員が伝令に走ります。
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私が見る限り、練習の成果がいかんなく発揮された、上々の出来と映りました。
テントに戻った選手たちも、充実感に満ちたイイ表情をたたえていましたヨ。
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そして、午後にはうれしいメールが届きました。
すべての出走を終え 採点(減点方式)の結果、ポンプ操法が 出走 16 分団のうち 4 位入賞、ラッパ吹奏が 出場 9 中隊のうち 3 位入賞を果たし、加えてポンプ操法においては、2 名の選手が、減点ゼロの個人賞を獲得したのでした。
夕方の結果報告会では、長きに亘る訓練の労をねぎらい、とりあえず一定の結果を収めたことを 互いに喜び合う団員サンたちや関係者の姿が見られ、私も いち住民として、また市域の防災・減災を期する立場として、共に喜びを分かち合いました。
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報告会の中で、3 位入賞を果たした音楽隊による受賞者を称えるラッパが規律よく吹奏され、祝意に華を添えていました。
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こちらもレベルの高い、何とも耳ざわりのイイ演奏でした。
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この 「 ポンプ操法大会 」 ならびに 「 ラッパ吹奏大会 」 は、競技を通じて、分団の技術向上と意識高揚を図るのが第一義です。
そのうえで、彼らの頑張る背中を見ながら、私たち市民ひとりひとりが、予防消防の大切さ、防火の徹底、初期消火の重要性に心をいたし、みんなが火災を起こさない意識を発揚することが肝要ではないか、とも思うところです。
地域の名誉のために全力を尽くす消防団の努力に 私たちが報いることは 「 無火災(火事を起こさないこと) 」 この一点でしょう。
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ところで当日、選手がいかんなく実力を発揮した その陰の力(ちから)の象徴的なシーンがありました。
選手の出走を控え、本番用のホースの 「 巻き取り 」 に、団員たちが 直前まで試行錯誤を重ねていたのでした。
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ホースの巻き取りの強さ、継ぎ口の重なり具合などの微妙なところに納得がゆかず、何度も何度も巻いてはほどき、を繰り返していました。
裏方サンも本番に向け 余念のない姿勢、ここに この分団の集中力と団結の強さを垣間見て、何とも心強く思ったものでした。
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◇地域の子どもがエントリー!「 大縄飛び大会 」
地域の小学校体育館で、小学生による 「 大縄飛び大会 」 が開催され、ビックリするほどの多くの児童と 保護者のみなさんが集まりました。
町の子供会育成会が主催するこの大会、開会式も子ども自身の手により運営され、司会進行や、開閉会のあいさつを児童が担い、大人はそれを温かく見守っていました。
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競技は12人が1チームで一斉に縄を飛び、決められた時間内に多く飛んだチームの勝ち だそうです。
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あたしゃ、その〝競技人口〟の多さに驚かされ、同時に この手の、いわゆる 「 互いに息を合わせる 」 を旨とする 遊び が普及するのはとってもイイことだ、と感じ入ったものでした。
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◇ 「 第64回北信美術展 」 の作品に、作者の孫への思いが
若葉町にお住まいの K サンの御招待を受け、日本画・洋画・彫刻・工芸が出展された 「 第64回北信美術展 」 に足を運び、つかの間 目の保養をさせていただきました。
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会場のビッグハットは、スケート競技を行ったオリンピック施設ですが、この日ばかりは美術館の装い、静かな文化的情緒に満ちていました。
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会場内に、あったあった、K サンのテーマカラーでもある 「 藍色 」 を基調にした作品が陳列されていました。
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会場にはKサンがおられ、作品を解説してくださいました。
訊けば、この作品のココロは 「 楕円(だえん) 」 だそうです。
器の中にある球を孫に見たて、真円(しんえん=まん丸)だと、その器の中をぐるぐる回るばかりだが、楕円だと、勢いがつけば いずれ球は外へ飛び出す。
作者の K サンは、自分の孫に、小さな器の中で回るに留まらず、いずれ大きく外へと飛び出すように成長してほしい との願いを込めておられたのでした。
芸術品に魂が入った イイお話しでした。
ちなみに、作品名は 「 希望 」 でした。
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