市内を移動中、物品が足りなくなっていることを思い出し、稲里地区にある、とあるスーパーに立ち寄りました。
駐車場にクルマを停め、店に入ろうと足を進めると、小柄なおばあちゃんが店舗の外に佇(たたず)んでいます。
見るともなく傍らを通り過ぎようとすると、くだんのおばあちゃん、私に近寄ってきて 「 あのう・・・。 」 と声をかけてきたのでした。
どうも私は、声をかけ易いカオつきなのでしょうか (^^) こないだの市役所から再びの 「 あのう・・・ 」 デス。
「 どうしました? 」 と応じると 「 家に帰るのに、タクシーを頼みたいのだけど、電話番号も分からなくて困っているの。忙しいとこ悪いんだけど、代わりにタクシー頼んでくださる? 」 と、ホントに困り顔でおっしゃいます。
幸い、私のケータイには何社かのタクシー会社が登録されているので、サクサクッと検索して呼んであげようとしたのですが、ふと思いとどまって 「 ところでおばあちゃん、どこまで行くの? 」 と訊いてみると 「 家まで帰りたいの。川中島の三ツ沢(みつざわ)なんだけど・・・。 」 とのことです。
たまたま、その先の今井地区まで用事もあったことから、買い物を中断して「そっちならこれから用事があるから、何なら乗ってったら。」と、遠慮するおばあちゃんを促し、後部座席に乗せ、三ツ沢まで〝にわかドライブ〟となったのでした。
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聞けば、おばあちゃんは現在独り暮らしで、下手をすると一日誰とも会話することなく過ごすこともあるそうです。
私のオフクロと同世代のおばあちゃんですが、見れば杖をつくこともなくおられ、杖が必携の私のオフクロに比べれば大したものです。
「 おばあちゃんは健脚ですねぇ。 」 と水を向けると、おばあちゃん 「 そうなの。昔から脚(あし)だけは丈夫でネ。」 と笑顔を見せてくれます。
そうこうしているうちに、クルマはJRの踏切を渡り、於下地区に入ります。
と、おばあちゃん 「 あ、そこそこ、その南の角の一軒家よ。 」 とのこと、な~んだ、普段オ世話になっている、於下の I サンの事業所のお向かいさんだったのでした。
ひょんなことで出会い、おばあちゃんとつかの間ドライブを楽しませていただきましたが、何気ない会話の中で、地域の独居老人の暮らしぶりやタイヘンさ、一抹の淋しさを感じ入る機会となりました。
別れ際、盛んに恐縮するおばあちゃんに笑顔を送り 「 縁があったらまたお茶でもいただきに上がるネ。 」 と手を振って別れたところです。
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忙中閑あり、親孝行の延長をさせていただき、温かなコミュニケーションをいただいたひとときでした。
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市民の「足」として珍重されるのが タクシー ですが、市内を走るタクシーのリヤウインドーに、サッカーチーム 「 AC長野パルセイロ 」 の応援ロゴが。
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〝走る広告塔〟としてのチーム応援、応援の輪が広がることが期待されます。
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