昨晩~今朝にかけて仲間の山歩き講習会に参加してきました。
目的は「確実安全にある程度のスピードで山を歩くテクニックを身に着けること」
この講習会のミソは、
①UTMB・ウルトラマラソン出場経験を持つ「山ヤ」トリオが講師
②開催理由は、今年のUTMB(CCC)やハセツネの悪天候でケガ・低体温症となる
トレイルランナーが多かったことを聞いて、安全性を意識させたい
※発起人:蚊取り線香さん談
場所は漆黒の奥多摩駅をスタートに、
00時くらいから鋸山~ハセツネコース~日の出山(巻き道)~8時くらいに武蔵五日市駅
講師プラス参加者の7名で周回してきました(ランではなく歩きです。ポール装備が条件)
主に基本装備の説明&体感、足はこびや位置の徹底チェックです。
以下はメモ
*安全面
-ザックに荷物を入れる際に、ビニール袋やザックと同サイズの防水サックに入れて
収納したほうがよい。服など濡れてしまうことを防備しないと、濡れた着替えでは
雪山縦走時にビバーグクすることになったら・・・
※三鷹の店長も同じことを言ってて、ザックカバーでは不十分。全部の荷物を
都指定ゴミ袋を全ていれてパッキングしてもおけ
-トレラン時にはライト装備は必須で。もし捻挫して暗くなり下山道がわからなく
なった場合、ビバークするしかないわけで・・・
※このあとはエマージェンシーシート・ツェルトの説明につながる
-エマージェンシーシートは必須。体感してマジあったかい。それ以上の効果を感じた
のは、ツェルト。かぶってで中にはいり、ローソクで暖をとるだけでも驚きの暖かさ。
水を温めて飲むだけでも回復&安心感が違う、有無により±1日の生き残りがかかる
-換えの靴下(綿推奨)は携帯しよう。なぜならあるフランスの登山隊が事故?にあい、
凍傷で指を落とした後に残したコメントは、「なぜあのとき替えの靴下を手袋として
つかわなかったのか?」。また、軽度なアイスバーン状の場合、靴の上からはくことで、
氷にへばりつきある程度の行動は確保できるなど用途が多彩。また、ザックに足を
いれて保温するなど「あるものをどう応用すれば」もその場にあるものをどう使う
かを事前に考えておくことも大事
※危険な状態になったときはパニくるので先に知識として知っておこうということ
-休息時には防寒着を着る。休息時にさらに気温が落ちてきたと感じたら、そのまま
10分程度歩きそれでも寒かった着つづける
-ハセツネコースの一番危険な部分は大岳山~御岳山の間。暗くてわからないだけで、
右手斜面はほぼ直角におちている
*歩き方
-一回の歩幅を小さくし、屈伸やスクワット状態になるようなモモやふくらはぎの
動きを回避する。その基準は登り・下りとも高さ。2歩でいけるところを3歩にする
など疲労が高まることを回避。1%でも軽減できれば、100Kなら1K分の回避。
ハセツネやキタタンは走力でカバーできるが、それ以上のレースでは後半効いてくる
-スピードをあげたければ、足の回転数をあげればよい
-下に落ちる(飛ぶ)インパクトより、横へのインパクトのほうがダメージが少ない
-階段場などは、山側を利用する(三角蹴りのような感じかな?)することで歩数軽減
・反動も利用できる
-登り・下りは、足が水平になるポジションが取れる足場(岩や木の根がでてるとか)
をみつけて足を置く。長い登りなどはそこでニュートラルにすると筋肉が回復する
-岩場や鎖場は、怖がったり緊張したりして、前のめりや岩にしがみつくと周りが
見えなくなって、怪我や足場がわからない(目にはいらない)になる。
ガレ場や岩場では、両足+両手のうち3点確保でなるべく体を岩場から離し、
カラダが垂直になるようする。そうすれば、周りも見えるので頭を岩場にぶつけたり、
足や手を置く位置の候補が増える
-ストックを使うや岩をつかむにしても、胸あたり(ヒジの直角を維持)を可動限度
として使う。下や登りで前に出しすぎ=頼りすぎで危険
-平地では足は置く感じで足底を見せない歩き方がよい。蹴る歩き方ではふくらはぎが
疲れる。また、最短距離で足を置くすり足でもだめ、足が疲れてくれば転倒の原因に
-腰が引けないよう・姿勢が落ちないように腰を入れるように歩く。ケツの筋肉を使う感じ?
-3つくらいの歩き方を覚えておいて、チェンジさせながら歩くと疲労が分散できる
ロングトレイルになればなるほど、走力だけでなくダメージ軽減を刻んでいくかを
視野にいれて日頃の練習で意識しながら、かつ安全に取り組むかの手ごたえは十分
つかめたと思います。
講師の荒鷲さん・蚊取り線香さん・突貫さん&一緒に参加された皆さま、
お疲れ様でした。
目的は「確実安全にある程度のスピードで山を歩くテクニックを身に着けること」
この講習会のミソは、
①UTMB・ウルトラマラソン出場経験を持つ「山ヤ」トリオが講師
②開催理由は、今年のUTMB(CCC)やハセツネの悪天候でケガ・低体温症となる
トレイルランナーが多かったことを聞いて、安全性を意識させたい
※発起人:蚊取り線香さん談
場所は漆黒の奥多摩駅をスタートに、
00時くらいから鋸山~ハセツネコース~日の出山(巻き道)~8時くらいに武蔵五日市駅
講師プラス参加者の7名で周回してきました(ランではなく歩きです。ポール装備が条件)
主に基本装備の説明&体感、足はこびや位置の徹底チェックです。
以下はメモ
*安全面
-ザックに荷物を入れる際に、ビニール袋やザックと同サイズの防水サックに入れて
収納したほうがよい。服など濡れてしまうことを防備しないと、濡れた着替えでは
雪山縦走時にビバーグクすることになったら・・・
※三鷹の店長も同じことを言ってて、ザックカバーでは不十分。全部の荷物を
都指定ゴミ袋を全ていれてパッキングしてもおけ
-トレラン時にはライト装備は必須で。もし捻挫して暗くなり下山道がわからなく
なった場合、ビバークするしかないわけで・・・
※このあとはエマージェンシーシート・ツェルトの説明につながる
-エマージェンシーシートは必須。体感してマジあったかい。それ以上の効果を感じた
のは、ツェルト。かぶってで中にはいり、ローソクで暖をとるだけでも驚きの暖かさ。
水を温めて飲むだけでも回復&安心感が違う、有無により±1日の生き残りがかかる
-換えの靴下(綿推奨)は携帯しよう。なぜならあるフランスの登山隊が事故?にあい、
凍傷で指を落とした後に残したコメントは、「なぜあのとき替えの靴下を手袋として
つかわなかったのか?」。また、軽度なアイスバーン状の場合、靴の上からはくことで、
氷にへばりつきある程度の行動は確保できるなど用途が多彩。また、ザックに足を
いれて保温するなど「あるものをどう応用すれば」もその場にあるものをどう使う
かを事前に考えておくことも大事
※危険な状態になったときはパニくるので先に知識として知っておこうということ
-休息時には防寒着を着る。休息時にさらに気温が落ちてきたと感じたら、そのまま
10分程度歩きそれでも寒かった着つづける
-ハセツネコースの一番危険な部分は大岳山~御岳山の間。暗くてわからないだけで、
右手斜面はほぼ直角におちている
*歩き方
-一回の歩幅を小さくし、屈伸やスクワット状態になるようなモモやふくらはぎの
動きを回避する。その基準は登り・下りとも高さ。2歩でいけるところを3歩にする
など疲労が高まることを回避。1%でも軽減できれば、100Kなら1K分の回避。
ハセツネやキタタンは走力でカバーできるが、それ以上のレースでは後半効いてくる
-スピードをあげたければ、足の回転数をあげればよい
-下に落ちる(飛ぶ)インパクトより、横へのインパクトのほうがダメージが少ない
-階段場などは、山側を利用する(三角蹴りのような感じかな?)することで歩数軽減
・反動も利用できる
-登り・下りは、足が水平になるポジションが取れる足場(岩や木の根がでてるとか)
をみつけて足を置く。長い登りなどはそこでニュートラルにすると筋肉が回復する
-岩場や鎖場は、怖がったり緊張したりして、前のめりや岩にしがみつくと周りが
見えなくなって、怪我や足場がわからない(目にはいらない)になる。
ガレ場や岩場では、両足+両手のうち3点確保でなるべく体を岩場から離し、
カラダが垂直になるようする。そうすれば、周りも見えるので頭を岩場にぶつけたり、
足や手を置く位置の候補が増える
-ストックを使うや岩をつかむにしても、胸あたり(ヒジの直角を維持)を可動限度
として使う。下や登りで前に出しすぎ=頼りすぎで危険
-平地では足は置く感じで足底を見せない歩き方がよい。蹴る歩き方ではふくらはぎが
疲れる。また、最短距離で足を置くすり足でもだめ、足が疲れてくれば転倒の原因に
-腰が引けないよう・姿勢が落ちないように腰を入れるように歩く。ケツの筋肉を使う感じ?
-3つくらいの歩き方を覚えておいて、チェンジさせながら歩くと疲労が分散できる
ロングトレイルになればなるほど、走力だけでなくダメージ軽減を刻んでいくかを
視野にいれて日頃の練習で意識しながら、かつ安全に取り組むかの手ごたえは十分
つかめたと思います。
講師の荒鷲さん・蚊取り線香さん・突貫さん&一緒に参加された皆さま、
お疲れ様でした。
また近いうちトレラン会議しましょう!
ビバークとかも練習しておかないと。
多いのでよく言われるのが、166Kクラスのロングトレイル
やレースになればなるほど、走力UPだけでなく、
如何に一歩のダメージを少なくするかも意識して
練習することが重要になる。
ウルトラマラソンを例にすれば、1割のダメージダウンは、
100Kになれば10K分ダメージがないにつながるから
とのことです。
ツェルトなど知識だけでなく、実際に使ってみて
「なぜ?」の理由がわかったことも収穫大でした。
詳しくは、次回トレラン会議のときでも話せればと思いますので、またやりましょう!
走力をつけるのも歳的に限界があるので、
ダメージ回避をうまくしていかないと、長距離は
厳しいです。
れいのUT※※は一緒に完走したいです!