京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

びっくりする、面白がる

2023年04月03日 | 日々の暮らしの中で
昨日2時間余り庭の草取りをして、熟睡できるかと思いきやさにあらず、午前2時半過ぎには目が覚めた。眠れそうになかったので4時近くまで本を読んで…。朝は案の定首根っこが詰まって頭が重く、鬱々とする始末。
「あー」、…なんて他人のため息など読みたくはないかな。このままではいけないとコリをほぐしに外へ出た。

硬いままだったクルミの冬芽の先端が膨らみ、微かに緑色が差すのを見た3月末。

あれから1週間。やわらかな黄緑色の葉を広げていた。


この変化はまだまだこれからが面白い。

名もわからない雑木の芽吹きを確かめながら、早くもヤマツツジが山を染め出しているのに気づいた。
“紅さし白粉のげんげ畑”とはいかないけれど、ごろごろと土が返された田の脇にほんのひと群のレンゲソウ。


小さな野の花1本でも、ありたけのいのちを咲かせている。
アタシの心の土壌にもタネをまいてきたつもりだけど、この春の温みに芽生えはあるかしら。

「ぱあっと綺麗なもの」「陽気なもの」「かわったもの、新奇なもの」「楽しくなるもの」に、
いつもびっくりする、面白がる精神を「失ったらあきまへんえ」

 と聖子さん。
今日のひと日を喜ぼう。

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4 コメント

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種まき (うばゆり3)
2023-04-04 06:02:38
おはようございます。

朝早い時間に目覚めると日中がが・・

>アタシの心の土壌にもタネをまいてきたつもりだけど、この春の温みに芽生えはあるかしら。

ドキッ!!

良い種ならばいいけれど、悪い?種ならばあとの刈り取りに大変そう。
私の心のことです(^_-)-☆
返信する
草引き ゆりさん (kei)
2023-04-04 10:33:13
こんにちは。
ぐっすり眠った気がしましたのに、二時間余りの睡眠での目覚めでした。
本を読みだすとやめられなくなるし、いけないパターンです。
晩年は楽しい刈り入れどき、とわが師匠もお話でしたが、まかぬタネは生えませんよね。
心の土壌は常に肥えたものにしておかないと…。
要らぬタネも飛んできますから芽を出しそうです。

そう言えば、
「手には畑の草を引きつつも、心の草を引くのだ」、と『みみずのたわごと』でした(笑)
ちょっとでも早く目の前をきれいにしてしまおうとするばかりで忘れていましたわ。
返信する
芽生えのとき (Rei)
2023-04-05 13:23:31
胡桃は以前にも登場しましたね。
私は外歩きのときは、歩きに専念しなければならず、
周囲を見る余裕はなくて残念です。
1週間で緑が・・・季節、陽の光のありがたさ感じます。
狭い庭ですがそれでも庭木や花に
日に日に芽生えを感じさせてくてれています。

「宗祖親鸞聖人御誕生850年」
京都の街はあちらこちらから、信者の方たちが
来られて、賑わっていますね、
知識はなくてコメントできませんが
新聞小説は読みました、地元中日新聞(五木寛之)
敬虔なとはいえませんが、キリスト教徒の亡夫は
他の宗教にも関心持っていました、
これを機に親鸞関連の本を探してみます。
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日に日に芽生えを Reiさん (kei)
2023-04-05 18:12:50
クルミが鈴なり状態は見ましたが、新聞で冬芽の姿を知ってから、数年変化を追っています。
この1週間の中間での姿を見たかったと、
面倒に思って出向かなかったこと少し悔んでいます。
天気がよいぶん日差しに恵まれ、成長も早そうですね。

当時、秋田県にお住まいだったmatsuさんも連載を楽しみにされていたのを覚えております。
南座でのお芝居も魅力ですが、原作を再読する方がいいと思ってやめました。
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