京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

再利用は

2020年06月30日 | 日々の暮らしの中で

段ボールに詰めた絵本が何箱も残っていて、数日続いた梅雨の晴れ間を利用して一部を虫干ししていた。

いかにも古本のニオイが鼻をくすぐる。手触りの悪さを1枚1枚、各ページごとにふき取って、風を通していた。どれをとっても紙質の劣化はなく、黄ばみもほとんどない。30年以上経つが、今も読み継がれる作品ばかりだ。
傷みや汚れがもともと少ないので、きれいによみがえったのではないだろうか。

時間もあることだし点訳しようかと思っていたが、古いものは好まれないだろうか。ひとまず娘のところに声をかけてみることにしよう。

『このゆびとーまれ』はたちまち3歳児・ルーカスに喜ばれそうだ。
〈見つけたオニヤンマ。「ぼくのやで」「だれにもやらへんで」と追いかける。指先を回して、目を回せ~、目を回せ~と迫るが捕まえられない。ええこと考えつく。「ぼくが草になるんや」。そして、「このゆびとーまれ」〉




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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
絵本 (リュウ)
2020-07-01 11:32:06
こんんにちは。

こどもたちが(親も・・・)楽しんだ絵本、我が家も段ボール箱に3杯詰まっています。
どうしても処分できません。
子供たちが寝る前に読み聞かせている途中、親の方が寝て
「ちゃんと読んで!」と叱られた思い出がよみがえります。
「スーホの白い馬」「いしになったかりうど」「お月さんももいろ」
「モチモチの木」・・・
この歳になって読んでも、感動します。
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子も親も、リュウさん (kei)
2020-07-01 16:34:02
こんにちは。
寝る前のリーディングタイムはリュウさんもなさったのですね。
仕事でお疲れのところ、うとうとっとしてしまいますでしょうね。
いつの間にか寝入った子供の寝顔に、一日の終わりを感じたものです。
我が家にも「モチモチの木」があったはず、探して見なくては…。
絵本は子供のためだけのものではないって、ほんとですね。
つい最近、何かを読んでいて「銀河鉄道の夜」に触れていました。
それが何だったかどうしても思い出せないのですが、ちょっとこの絵本で、と思ったりしています。

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暫らくです。 (テイタイムryo)
2020-07-02 07:14:18
おはようございます。

絵本を大切に保管されていたのですね。
画像アップで見る限り新しい絵本のように見受けられます。

お子様たちに読み聞かせされたのですね。
図書館でのご寄附は喜ばれるでしょうが
お手元から離しがたいでしょうね~~
想い出がいっぱい詰まった絵本たちだと・・・(推察)

長く休んでおりましたがボチボチ更新していきます。
いつもお出でいただき有り難うございます。
今後ともよろしく(^_-)
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それぞれに思いが、テイタイムryoさん (kei)
2020-07-02 11:07:12
こんにちは。
汚れを取ってからしまいましたので案外よい状態で残っていました。
幼児向けのものや息子の戦隊ものなどでは処分したものもあります。
しまっておくよりは活かした方がいいかもしれませんね。

日々の楽しさが垣間見えるテイタイムryoさんのブログ。
ひと休みも明けて、ほっとしております(笑)
なんといってもいきなりのお休みでしたから。
こちらこそ、いつもありがとうございます。
 
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本のありがたさ (なのはな)
2020-07-02 15:19:50
少しでも手を加えて保存しておく。このちょっとした心遣いが、いい状態で保管されていたのでしょうね。
子どもに読み聞かせた絵本はもちろんですが、自分で読みこなした本も、いざ処分するとなるとなかなか勇気がいるようです。
今しばらく大切にして、3歳児の成長の手助けになるといいですね。
本は永遠の値打ちをもって生きているのかもしれない、と思う時があります。
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永遠の値打ち、なのはなさん (kei)
2020-07-02 17:01:15
同じ本を読んでも、わく思い、浮かぶ風景、流れる景色ってそれぞれですね。
読んだ人それぞれが思いを宿して、人の心に生き続けるのでしょうね。

3歳児、心は真っ白ですからね。
想像力、感情移入。人を、子供を育てますね。
外遊びに夢中ですが寝る前のひと時など、たくさんの本に出会ってほしいものです。


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