３．１１

昨日は風の強い日であったが、能代に行って来た。

昨日の母は少し元気でご機嫌だったのかな・・・会うと直ぐにワタシの名前や妹の名前を呼んだ。へぇぇ・・・記憶力も少しいい感じか？（笑）

まぁ、そんな日もあれば状態の悪い日もある‥今はそういう時期なのだろう。

家に連れて帰れとまた言われるかとハラハラしてたが、昨日は全くそういう言葉を発しなかった。とにかく傍に来て何か旨い物を食べさせてというジェスチャーだったなぁ～（苦笑）悪い癖をつけたのは案外、ワタシと妹かも知れないね‥（苦笑）

さて、今日で10年という節目に至った「３．１１」

復興らしいものは継続中で完全に復興とは言えない状態が10年だ。

人の心はそんなに簡単に割り切れたりしない。

大きな被害も受けなかった自分でも、同じ東北のこの日を忘れることは出来ない。友人が被災し、避難所生活を送って・・・

生き延びる為に生き残った人々で暖を取って分け合って・・・津波は恐ろしい生き物のように地上を舐めて・・・残った抜け殻のようになった人の心が死に絶えなかったのは凄い事だなぁと今更のように思う。

弱い生き物だから徒党を組む・・・協力し合い助け合って10年を過ごしてきた人々に完全に寄り添うことは出来ないにしても、その傷を共有することは出来る。そうして10年・・・ワタシにも10年という年月が様々な思いを加算してきた。生き延びた人々がその生を全うして生きていることに感動する。

忘れはしないが、傷を癒してくれる日はきっと来ようと信じたいな・・・

合掌。