なんとまぁ~、ログイン出来ない状態になってた・・・なんだこりゃ!
でもまぁ、どうにかログインしたから、いっか~~(=_=)
さて、東北の秋田もいよいよ梅雨入りしてしまったなぁ・・・昨日から蒸し暑いのと雨と・・・けど肌寒さもちょいとあったり・・窓もゆっくり開けていられない。こういう季節がまた廻ってきてしまったということだね。ん~苦手だなぁ~・・・(^^;)
さて、二度目の「孟嘗君」5冊目に掛かっています・・・二度目ともなると、実によく風景が見える・・・
それも筆者の筆の冴えというものかもしれないが・・・二度目でも面白い!
中国の春秋時代~戦国時代にかけての超有名な人物が、実はどんな生い立ちでどんな青春時代を過ごしたのか?大いに興味があったが、最初の読み方では今一つピンとこない時代で、沢山の優秀な人材が出たことぐらいは分かるのだが、時代背景がどんなだったかは二度目に読んでみてやはり少しずつワタシのぼんくら頭にも分かるようになってきた。最初に読むときは勢いで読んでしまうところがあってさ・・あまりこだわらないで読んでしまうからなぁ(笑)
しかし、あの時代に、中国の(古代史の中)天才・鬼才は出尽くしてしまったのかもなぁ~なんてもチラリと思ったりしたけどね・・・
この本の中に「白圭」なる人物が出てくるのだが、彼は赤ん坊であった孟嘗君の命を救い、育ての親となる人物。しかも元は士分の身分から、古代の中国では一番身分の低い商人になる・・・それも天下に聞こえるほどの大商人となる人物・・・この人物の人間の大きさが孟嘗君を作ったのかもしれないと思わせる。そして孫氏の兵法で有名な孫氏の末裔も孟嘗君のもう一人の育ての親になる・・・ドラマとしても成り立つよなぁ・・・あまりに波乱万丈で・・・溜息が出そうよ・・(^^;)
あの太公望がつくった国が「斉」という国であるが、そこの国王の兄弟に田嬰という人物がいて、本当はその人の子供なのである。生まれた日が5月5日だというだけで父親に殺せと母親が言われ、どうしてもそれは出来ない母がある人物に託して逃げ延びさせた。そういう生い立ちだけでも過酷な運命のもとに生まれた子と言えるが、白圭に救われたことが運命を劇的に変えていく・・・
この本を読んでいてふと思い出したことがある・・・
母が時々言っていたこと・・・守られるべき人は必ずどこかで守られる・・・てなこと・・まさに孟嘗君はそういう不思議な運命を生きたのだと思った。
まぁ、そういう人はめったにいるものではないだろうけどね・・人の運というのは出会う人物によって良くも悪くも大きく変わることもあるのだとあらためて思った。
若い頃に出会う人物はどこか忘れ難いものがあるが、執着を持ち続けていい場合も捨てた方がいい執着もある・・・孟嘗君は人に恵まれ、人を大事にし、人に導かれるような運を自らつかんだ人物と言える気がする。
ま、何だかちょっとエラそうに言ってしまうが、割と孟嘗君を尊敬するという方も多いように思うが、最初に読んだ時までは、ん~まぁ、こんな傑人もいたのだなぁという思いだけだったけど、二度目は凄い!人だったなぁとあらためて思える。何よりも心を腐らせなかった。それが凄い・・
ワタシなんぞは直ぐにふてくされたりする(笑)人間が小さいのよね・・(笑)比べるべくもないのだけどさ・・ハハ・・・
相変わらず、な~まいきでお気楽ななオバサンしてますわ(笑)