kyon's日誌

つれづれに・・・

テレビ

2014年06月07日 | 日記
朝からボンヤリ空である。空気も何だか生ぬるい感じ。
これが梅雨空っつうもん・・か。
今日は太極拳の練習日だ・・・と思えば、何だか気分だけは、少し晴れ・・・(笑)
このサイクルがあるから、諸々体が変だなと思ってもどうにか凌げる。
勝手にそう思っている。

ただじっと寝てるだけだと、動けなくなりそうな気がする・・・と、母が切れなくなった包丁を取り出し、軍手をはめて、家の周りの草取りをしたりする・・・包丁は草を引き抜く力が無いから、切り取るだと言いながら、あの暑い盛りに。
こんなに暑いのに、疲れるから無理をしちゃいかんと言っても聞かない。
ワタシも共にやればいいのだろうが、
無理はしないと決めてる自分は文庫本を手にゴロリと横になって本読みをする。
まぁ、怠惰な娘である(笑)
嫌でも熱いガス台の前で早目の夕飯を作らにゃならん・・・と自分に言い訳(笑)

「いのちなりけり」の葉室麟さんの文庫本。止められない(笑)
キリのいいところまで読んで一息つくと、外で母がお向かいのオジサンらと談笑してる声が聞こえる。
そのオジサンに、ワタシの居ない間にテレビを直して貰ったと言っていた。

何度かテレビが映らなくなったりしてるが、
それは母の誤操作のせいで・・・(笑)
手に始終手袋を付けているのと、片目しか使えない距離感の間違いと、何事も慎重に確めない性格・・・あはは・・・ザルだよなぁ~というお気楽な性格が災いしてるし(^_^;)

で、一度は夜の9時にそういう事態になり、妹に電話したらしい。
が、10時過ぎにやって来た妹は直せない他に、夜に呼び出された鬱憤で怒り心頭、捨て台詞で帰ったらしく、母はいたく傷ついた。
もう二度と頼まん・・と(^_^;)
しかし、
一人暮らしの母にはテレビはお友達に近い。
話す相手の居ない部屋で、遠くなった耳の為、音量を高くしてテレビが勝手に話しているのを聞きながら少しは安心出来るのである。
で、
今回は悩んだ末に、お向かいのオジサンに頼んだらしい。
気のいいオジサンは二つ返事で直してくれた。
居間は散らかった状態で、ホントは恥ずかしかった・・・と。
さぞや散らかった部屋に呆れただろう・・・と、言いながら、ありがたかったと。

んん・・・頼る人が居ないのは辛い事だ。近所にそういう方が居てくれて良かったよね・・・と。
そのオジサンはイカツイお顔だが、笑うと人の好さが直ぐに分かるような笑顔だと母の言う(笑)
そかそか、ホントに良かったと笑いながら、
あらためて、独り暮らしの老人の不便を思った。

今や、認知による行方不明の老人は1万人を越えるらしいとニュースで聞いたばかり。
GPS機能の付いた靴を履かせて遠隔で確認してる離れた親子も居るのだとか。

母はそのニュースに、どうして出掛けてしまうのかねぇと不思議がっていたが、
足が元気であれば、人は歩きたいものだし、頭が元気なら喋りたいものだし・・・
人としてまっとうすることの難しさを問われる時代でもあるなぁ・・・と。

ワタシの居る間は気持ちの緊張感が解けて、少しおバカ風になる母だが、笑えるうちはいいのだ・・・
その時間がいつまで続くかは分からぬが・・・
笑える母で居てくれるのに感謝・・・だな~(^^ゞ
コメント (8)
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