花*小紋日記

出張着付師kyoさんの奮闘記

目指すところ。

2017-07-31 22:14:21 | 着付け講習
今日で7月も終わりです
夏があっという間に過ぎていく~

本日は友人二人に自装の着付け教室開催
今は着付け教室は出張着付けが忙しく休眠状態
お友達という事もあり、スケジュールもお互いを尊重して決められたので助かりました
お二人ともとーーーっても頑張ったので、綺麗に着ることができました

そして、先日ブログに書きました、外国語学校の浴衣指導が無事に終了しました~

1時間半の授業が2コマ。
事前打ち合わせを細かく行っていたものの、やはり当日はいろいろな反省点がありました
一番の誤算は、浴衣や小物を持っていない学生さんが多く、レンタル用に持っていった小物の配布に15分近くかかってしまった事
準備片付け写真撮影を差し引いた実技時間の1時間の予定が、一気に45分程度になってしまいました

20人近い初心者さんを45分で指導するのはやはり時間的に厳しかったですね
2回くらい練習しようと計画していましたが、1回通して終わってしまいました

1回で終わってしまったのが少し心残りではありましたが、学生さん達がとても喜んでくれていたのが幸いでした

今回の事で感じたのが・・・

「着付け教室」と「授業」との大きな違い


「着付け教室」は着物を着たい人が自発的に申し込んで習いにくる場
「授業」は特に着物を着たいと思っていない人が学校の学びの一環として受ける場

そこにはやる気に大きな差があり、同じところを目指してはいけないと痛感しました

「着付け教室」はゴールが「着物を綺麗に着る」所にあるので、ある程度ハードにきっちり指導した方が満足度が高いのですが

「授業」はそこをゴールにしないで、「着物を楽しく着る」を目指すべきだと思いました。


なぜなら、「大変だった」「苦しかった」「面倒くさかった」で終わってしまうと、その先「また着たい」と思えなくなってしまいそうです

「楽しかったからまた着てみたい

これが、今回のゴールなのだと感じたのです

なので、きっと実技時間を3時間に増やしていたら、最後の方は飽きて疲れ果ててしまったのかも・・・
そういった意味では、今回は「まーいい感じに成功」だったかな・・・と学校の先生とお話させていただきました
学生さんの写真の笑顔が物語っていますね みんな可愛い~

ただ、次回に向けて解決すべきことはまだまだありそうです
小物配りの問題以外にも、着付けの技術の裾合せ、おはしょり、帯結びの難しい部分では殆どの学生さんがマンツーマン指導でないと理解ができないことも判明

時間と指導方法の兼ね合いも今後の検討課題になりそうです

今回のお仕事は私自身にとっても、とても有意義な素晴らしい経験となりました
ご依頼くださった学校の先生に感謝です。

来年またご訪問できるのを楽しみにしています






コメント
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