花*小紋日記

出張着付師kyoさんの奮闘記

七五三の心得 2013!!!

2013-09-06 17:08:07 | 七五三
天気大荒れでしたね~
最近はモクモク雲を見ると竜巻の渦を巻いていないか心配でじっくり観察してしまいます

さて、来月からはいよいよ七五三シーズンに突入
・・・・という事で、毎年恒例「七五三の心得」を掲載させていただきます

今年、七五三をお迎えになるお母様、是非参考にして下さいませ


日にち

日程はお決まりですが?
七五三で一番最初にやるべき事は日にち決めです。
正式には11/15となっておりますが、近年では混雑する当日をさけ、あえて他の日にちを選ぶお客様が多いです。
10下旬-11月中旬の大安の土日は、神社が大変混雑します。
駐車場にすぐに入れなかったり、ご祈祷の待ち時間が長かったりしますので、時間に余裕を持って行動される事をオススメ致します。
小さいお子様のいらっしゃるご家庭は混雑日を避けてお日にちを選ぶと良いかもしれませんね。(10月初旬や11月下旬以降は混雑がだいぶ緩和します)


撮影

写真撮影はお決まりですか?
町の写真館、子供写真館、出張撮影・・・撮影方法は色々とあります。
どのタイプのお写真が好みかで撮影先を決めましょう。

子供写真館のメリットはなんといっても衣装が何枚も着替えられる事。
おしゃれな女の子は大喜びだと思います
デメリットは写真が作り笑顔とシンプルな家族集合写真。

最近では自然な姿を撮影してくれたり内装もかなり凝ったおしゃれな写真館も増えています
ママ友の情報を駆使してみましょう。
ただ、人気の写真館は半年前からの予約で、コンサートチケット並みにご予約がとりずらいので、七五三シーズンに限定せずに、お日にちにはこだわらない方が良いと思います。

一方、出張撮影のメリットは自然な笑顔とバリエーション豊富な写真。
お子様の活き活きいした表情が魅力です。
デメリットは事前の打合せが必要な事と、着付けの手配は自分でする事、衣装が何枚も着替えられない事。
人と違う個性的なアルバムを作りたいお客様にはオススメです。

出張撮影を選ぶポイントは必ず2名体制で来てくれるお店です。
カメラマンさん1人では子供の良い表情を撮影するのは難しいので、必ず子供の相手をしてくれるアシスタントさんを連れてきてくれるお店を選びましょう。


どちらも、早撮りは安くすいているので、上手に活用したいものですね。


ご祈祷

お祈祷する神社はお決まりですか?
地元の神社、またはご実家近くの神社でご祈祷されるお客様が多いです。
繰り返しになりますが、10下旬-11月中旬のお日柄の良い日は大変混雑します。
神社に到着したら、まずご祈祷の待ち時間を聞きに行って、その状況で待ち時間に撮影をされると良いと思います。

もし、駐車場が混んでいたら、一人代表で先に神社に向かってご祈祷について確認、申し込みをされると、待ち時間も少なくスムーズです
撮影をされるのであれば、ご祈祷の前にされる事をオススメします。
先に撮影をした方がお子様の着崩れがなく、元気もあるので良い表情が取れると思います。


衣装

お着物はチェックされましたでしょうか?
レンタルの場合は小物やサイズが揃っているはずですが、お持ちの着物の場合は小物に不足が無いか確認しましょう。
「着物はあるから安心」なんて思っていると、小物が全然揃っていなかったなんて事がよくあります。
特に、7才お子様の箱迫(はこせこ)やしごきなど大人には使用しない小物が無い場合がよくあります。
また、久しぶりに箱を開けたらシミだらけ・・・なんて事もありますので、早めにチェック&ご相談される事をオススメいたします。

そして、忘れてはいけないのは「肩あげ」。
お子様の着物に限って、サイズを調整する為に肩にタックを取って縫う「肩上げ」作業があります。
「肩上げ」はサイズ調整の他に縁起物の意味もありますので必ずしておきましょう。

「肩あげ」の他に裾の長さを調整する為に、腰のあたりにタックを取って縫う「腰上げ」もあります。
「腰あげ」をしておくと、紐が1本少なくて済むので着心地がとても楽ちん。3才さんには絶対おすすめです。


食事

食事の場所はお決まりですか?
撮影、ご祈祷のあとにご家族やおじいちゃま、おばあちゃまと一緒に食事をされる方が多いようです。
ただ、お子様にとってお着物でのお食事は汚す&苦しくて大変。
そこで、オススメなのはお食事場所を個室にして、そこで洋服へお着替え。
皆にお着物のお披露目も出来るし、その後は着替えて楽しくお食事できます。
食べこぼしを気にしながらの食事は楽しくないですもんね。
「どうしても脱ぎたくなーい」という、お洒落さんにはエプロンを用意しておいてもよいかもしれません。


オススメ

それ以外に・・・意外と役立つ小物です。
靴→3才さんは履き慣れた靴をもっていきましょう。歩いている途中で「脱ぎたーい」と草履をポイッなんて事もあるんです。

飴→七五三は着付けやら撮影やらご祈祷やらと子供にとってはかなりハードなスケジュール。
疲れてついつい不機嫌さんに・・・そんな時に「飴」を口に入れてあげるとなんだか元気に。
ただし、棒つきの飴は着物が汚れるのでNGです。
そして、水分補給用の水筒も便利です。できればストロータイプの方がお子様の口紅が落ちないのでオススメです。

おもちゃ→待ち時間や撮影の時に役立つ小物です。お子様の機嫌を取る為に、この日は好きなおもちゃを持ってでかけましょう。ゲームまたはポータブルDVDなども飽きさせないツールとしてこの日は特別に持っていきましょう。


七五三は大忙しな1日でもあり、楽しい素敵な1日。
イライラしないで、和やかに過ごせるように、事前にきちんと準備して七五三に臨みましょう
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