老後は京都で !

京都の町中(堺町六角)と東京(青山)を気ままに行き来する二地域居住を実践中。 

天平のパンデミック小説 ~ 「火定(かじょう) 」

2020年11月28日 | 奈良のこと

( kindle版あり )

「 ――己のために行なったことはみな、

己の命とともに消え失せる。

(中略)わが身のためだけに用いれば、

人の命ほど儚く、むなしいものはない。

されどそれを他人のために用いれば、

己の生には万金にも値する意味が生じよう。

(本文より抜粋)

時は天平――。

藤原氏が設立した施薬院の仕事に、

嫌気が差していた

若き官人・蜂田名代だったが、

高熱が続いた後、

突如熱が下がる不思議な病が次々と発生。

それこそが、

都を阿鼻叫喚の事態へと陥らせる

“疫神(天然痘)"の前兆であった。

我が身を顧みず、治療に当たる医師たち。

しかし混乱に乗じて、

病に効くというお札を

民に売りつける者も現われて……。

第158回直木賞と

第39回吉川英治文学新人賞に

Wノミネートされた、

「天平のパンデミック」

を舞台に人間の業を描き切った傑作長編。

解説:安部龍太郎     」(内容)

 

( kindle版あり )

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