老後は京都で !

京都の町中(堺町六角)と東京(青山)を気ままに行き来する二地域居住を実践中。 

なまめかし  ~ 奈良・平安の文学と日本のこころ-

2021年10月22日 | 古典文学都市・京都に住まう愉悦

「 出版社からのコメント

万のものに魂を感じ、また、
肉体と霊魂の分離を信じていた古の人々。
その魂が浮動し、
枕や衣服、その袖などに宿ると考えたり、
浮遊した魂をつなぎ止めようとしたり。
そのイメージの広がりと豊かさに
驚きを感じ得ないはずです。
また、月や花を見てものを思い、
さらにさまざまな意味を重ね、
恋しい人の訪れを占って一喜一憂するなど、
意思疎通が限られていた古の世界ならではの営みも、
趣を感じさせます。

あらゆるものが可視化され、
人と人とのコミュニケーションが
多様化・複雑化した21世紀の現代に、
1000年前の文学を読むということは、
便利なツールを手にし、
感性や想像力を働かせることを怠りがちな
私たちにとって、どんな意味をもつのか。

余計な分析や批評、私見を加えることなく、
純粋な古典の知識や読み方を、次々に繰り出し、
書き溜めて下さった著者の加藤先生のやさしい文章で、
古典の世界の豊かさを感じとって下さい。

著者について

加藤 要(かとう・かなめ)
 
昭和19年千葉県生まれ。國學院大學文学部文学科卒業。
千葉県内の公立高等学校教諭、
千葉県教育委員会社会教育主事、
文化庁文化部国語課国語調査官等を経て、
千葉経済大学非常勤講師。
著書に『中古・中世の和歌・日記・物語論』(おうふう)がある。 」(内容)
 

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