老後は京都で !

京都の町中(堺町六角)と東京(青山)を気ままに行き来する二地域居住を実践中。 

京都と青山、どちらが官能的な街か ? (その1)

2018年06月23日 | 東京・青山ライフ
本当に住んで幸せな街 全国「官能都市」ランキング (光文社新書)
クリエーター情報なし
光文社

島原万丈(しまはらまんじょう)さんという方が、

冒頭に掲げた、「本当に住んで幸せな街 全国官能都市ランキング 」

という本の中で、住んで幸せな街(=官能的<センシュアスな>街)というのを

次の8つのファクターで分析している(同書・第二章)。

1  共同体に帰属している街

2  匿名性がある街

3  ロマンスがある街

4  機会がある街

5  食文化が豊かな街

6  街を感じる街

7  自然を感じる街

8  歩ける街

たとえば、京都と東京(青山)を行ったり来たりする生活などしていると、

京都と青山、どちらが好きですか ? とか、どちらが住み良いですか ?

といった( にわかには答えようのない )質問をよくされるが、

島原さんの挙げた8つのファクターにそって私なりに考えてみると、

京都の方が明らかにポイントが高いなか ? と思うのは、

1(共同体)と5(食文化),7(自然),8(歩ける)の4つ、

他方、東京(青山)の方がポイントが高いなか ? と思うのは、

2(匿名性)と 4(機会)の2つ。

( 3の ロマンスがある街 と 6の 街を感じる街

については、それぞれに趣きこそ大きく異なっているものの

京都と青山ではいい勝負、、、といったところだろうか )

これら8つのファクターについて、

それぞれ個別に少し詳しく見ていきたい。

( 続く )

( 追記 )

以下は、上で取り上げた、「本当に住んで幸せな街 全国官能都市ランキング 」の内容紹介。

「「住みたい街」や「住みやすい街」……住むことに関する多種多様なランキングは

「住むこと」「暮らすこと」に関する私たちの「体験」そのものが反映されているとは言い難い。

本当に豊かに楽しく生きられる、魅力的なまちとはなんなのか ?

そこで、本書では「他者との関係性」「五感で感じる身体性」を基準にした

 「官能」〈センシュアス〉という言葉をキーワードに、まちを再評価する試みを行う。

上からの再開発や、均質化された都市計画によって、まちの個性や多様性が失われつつ ある現在、

本当に住んで幸せなまちとはどこにあるのか ?

中央/地方を問わず、そこに生きる人たちの、まちに対するリアルな評価を可視化し、

近未来のまちのイメージを探っていく。

◎目次

はじめに

第 1 章 フォーマットが先行する日本の都市計画

消え行くまちで/均質化していく都市/〝良好な〟まちは誰が決めたのか/ 巨大団地「プルーイット・アイゴー」/

ジェイコブズ的転換/ いまだに軌道修正できない日本の都市計画/なぜ千葉県印西市は「住みよさNO.1」なのか/

「住みたい街ランキング」/動詞で都市を評価する試み

第 2 章 センシュアス・シティ・ランキング

センシュアス・シティ・ランキングの決め方/関係性の4指標/身体性の4指標/

センシュアス・シティ・ランキング トップ50/ランキングの違和感について/

文京区とは、どんな場所なのか ?/ランキング下位グループの特徴/

カテゴリー別センシュアス度ランキング

1 共同体に帰属している街―― 東京は大阪より共同体帰属意識が高い

2 匿名性がある街―― 大阪がトップ2

3 ロマンスがある街―― 横浜はロマンスのまち

4 機会がある街―― 金沢や仙台にはチャンスが転がっている

5 食文化が豊かな街―― 金沢市ほか地方都市がランクイン

6 街を感じる街―― 吉祥寺強し。〝東京都比率〟の高い指標

7 自然を感じる街―― 東京西部、ニュータウン系都市が上位に

8 歩ける街―― 江戸川区が大健闘

第 3 章 センシュアス度で全国のまちを測る

東京都心は「匿名性」「ロマンス」「機会」に恵まれている/ 都内トップエリアはバランスがいい/

東京の下町は四者四様/ 目黒区は武蔵野市にそっくり/三鷹市は井の頭公園があるのに……/

文京区よりも荒川区狙いで/大阪の上位都市は都会要素+街の活気/横浜市の各区/ 京都市vs.奈良市/

地方都市の鍵は食文化と駅前の賑やかさ/ 静岡市と浜松市は何が違ったのか

特別座談会

 新しい評価軸としてのセンシュアス〈林厚見 × 木下斉 × 島原万丈〉

B面的な都市開発と「夜の経済」/世界の「センシュアスな都市」とは/

「センシュアス」は最上級の平和/地方都市は生き残れない ?/

新潟の山奥にあるセンシュアスな宿/某市の再開発は何がまずいのか/ アメリカの都市開発に学ぶ/

地方都市の生産年齢人口が激減する/ 地方は「東京」ではなく「世界」を相手に/鍵は地方の富裕層

第 4 章 センシュアスは幸せの実感値

センシュアス度と居住満足度・幸福実感度は比例する/ センシュアス度が低いと、人口流出を招きやすい/

センシュアスなまちには一体何があるのか?/ センシュアス・シティと「ジェイコブズの4原則」の共通項/

センシュアス・シティの取説/地方創生とセンシュアス・シティ/

インバウンドとセンシュアス・シティ/空き家問題とセンシュアス・シティ/

人間工学的に「正しい」は本当に正しいのか ?/

地域住民不在の再開発/ 法善寺横丁というオルタナティブ

おわりに

謝辞

特別付録 センシュアス・シティ・レーダーチャート

◎著者プロフィール

島原万丈(しまはらまんじょう)

一九八九年株式会社リクルート入社、株式会社リクルートリサーチ出向配属。

 以降、クライアント企業のマーケティングリサーチおよびマーケティング戦略 のプランニングに携わる。

二〇〇四年結婚情報誌「ゼクシィ」シリーズ のマーケティング担当を経て、二〇〇五年よりリクルート住宅総研。

二〇一三年三月リクルートを退社、同年七月株式会社ネクストHOME'S総研 所長に就任。

ユーザー目線での住宅市場の調査研究と提言活動に従事。

HOME'S総研(ほーむずそうけん) 不動産・住宅情報サイト『HOME'S』を運営する株式会社ネクスト内に 設立された社内シンクタンク。

「もっと、住むことの自由を」を活動指針に、 より豊かで真に自由な住生活の実現を目指し、

独自の調査研究を通じて、住まいに 関わる産業のあるべき姿や方向性について提言活動を行っている 」(内容紹介)

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渋谷のカフェ 〜 セガフレード・ザネッティ

2018年06月23日 | 東京・青山ライフ

渋谷の東急百貨店本店の近く、H&M の斜め向かいにある

セガフレード・ザネッティの店内、、、、、

東急百貨店本店のジュンク堂書店がやブックオフのセンター街店で

買ったばかりの本を読むのに重宝していたカフェだったが、

近隣の再開発のため間もなく閉店とのこと、、、、

下は、渋谷の酒場ガイド、「渋谷名酒場 100」。

渋谷名酒場100 (ぴあMOOK)
クリエーター情報なし
ぴあ

「 大人が楽しめる渋谷の酒場が1冊にまとまりました !

巻頭特集では渋谷を愛する吉田栄作さんが「渋谷のんべい横丁」へ !

渋谷のこと、お酒のことなどいろいろお話を伺いました。

さらに、2018年秋、再開発のため惜しまれつつ閉店予定の、 渋谷を代表する酒場「富士屋本店」の大特集も。

そして、大人に人気のエリア 「裏渋(神泉周辺)」「奥渋(神山町周辺)」の特集もあります。

渋谷全体でおすすめの酒場が100軒。

ぜひ保存版としてご活用ください。

 [企画内容]

・吉田栄作さんと渋谷のんべい横丁へ

・ありがとう、富士屋本店

・混雑時間、ビールの値段、メニュー数などあらゆるキーワードで比較&検索 ! 渋谷酔い処早見表

・テーマ別渋谷名酒場案内 焼き鳥/名酒亭/大衆酒場/郷土酒場/美酒/魚介/立ち呑み/串/専門&名物/BAR

・神泉周辺の人気酒場へ「裏渋」

・神山町周辺の大人酒場へ「奥渋」 コラム

・実食!実飲 ! リアルはしご酒

・酒場のお通し図鑑

・渋谷酒場、私のお気に入り店

・こちらは別腹! 〆ラーメン

・渋谷酔い処地図

・吉田栄作さんサイン色紙プレゼントも! 読者プレゼント  」

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Bunkamura ドゥマゴパリ祭

2018年06月23日 | 東京・青山ライフ

渋谷の Bunkamura で、ドゥマゴパリ祭という

年に一回の催しが開かれている。

明日(24日)が最終日。

冒頭の写真は、「ドゥマゴパリ祭」の垂れ幕のかかった

東急百貨店本店の様子。

下は、松本百合子さんという方の書かれた

「それでも暮らし続けたいパリ」。

それでも暮らし続けたいパリ
クリエーター情報なし
主婦と生活社

「 本当に豊かな日常がここにある――。

コンビニはない !  街は暗い !

路上には犬のウンチもちらほら……。

生活するのには何かと不便で、面倒。

そして、おおざっぱなフランス人。

テロも起こるなど、危険もいっぱい!

それでも引き寄せられる、住み続けたいと思わせるフランスならではの魅力を

15年以上もパリに暮らす著者が伝えてくれます。

1章 古くて懐かしい街並みとおおざっぱな下町的人情味

2章 あっさりとは対極の面倒で愛あふれる距離感

3章 「飲む」「食べる」「しゃべる」「休む」すべて、ゆっくり、たっぷり

4章 不便とイライラがちりばめられた、人間的な日常

5章 暗い街にひそむ、美しき光と危ない影

6章 人生はドラマティックな舞台 !

著者略歴

松本百合子

上智大学仏文科卒。商社OL、女性誌ライターを経て翻訳者に。

2001年よりパリに暮らす。

パリ8区と東京・銀座のレストラン「ドミニク・ブシェ」では、マダムとしても活躍している 」

( 「内容紹介」より )

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