REYの世迷言

日々の日記風ブログ

『バべットの晩餐会』を観た

2010-10-15 | Weblog


牛くーん、へびくーん、二人揃ってパペットマペット。。。じゃなくて、
午前十時の映画祭、今日は『バべットの晩餐会』です。

この映画もどんな映画なのか全く知らずに観ました。
冒頭の淋しい海辺の村とカレイの干物。。。
すごく地味な映画なので退屈ではと思いつつ、始まりましたがとてもおもしろい映画でした。

出演者がほとんどお年寄り。
宗教が大きくからんできて、仏教徒(なのか)の私には理解しにくいところもありました。
しかし、バべットさんの水戸黄門的展開もあり、
晩餐会のシーンでは、
質素な食事をしてきたみんながおいしい料理に
幸せになっていく過程には本当に感情移入して、映画館場内もあったかな雰囲気になりました。

最初は、見慣れない食材からどんな料理がでてくるかと恐れをなして、舌は人を褒める時につかうものよとか、
料理についての話はしないことにしよう(つまりおいしくてもおいしいといわないこと)
なんて言ってたみんなも
食事が終わって外にでたら、楽しくて(&酔っ払っちゃって)井戸の周りを手をつなぎぐるぐる回っちゃうほどでした。

村の老人は普通誰が誰やら、わからなくなることが多いのですが、
この映画は晩餐会以前の集会での喧嘩で性格と顔がわかるのでその辺は上手いなあと思いました。
あと、デンマークのお話なんですが、主人公の老姉妹の着てる洋服が素敵でした(シックなおばあちゃんファッションね)。
もちろんフランス料理はおいしそうだったし、ワイン好きならもっとかも。
サバランみたいなケーキも食べてみたかった。
100年以上前って日本ではどんなものを食べていたんでしょうか。

でも、最後はどうだったの?
幸せは現世じゃなく来世にある?
そのあたりがよくわからなかったです。

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