くっしーの徒然日記

夏の花は、、、(M20)

GW半ばの遠征は5月2日のmx25hさんの観測所での1日目の撮影だが、次第に夜明けが近づいて来て、この日の最後の撮影対象としたのは、いて座の散光星雲M20である。


【 ↑ M20 三裂星雲 いて座の散光星雲】
VixenSuperMirror R125S D:130 f:720 GPE+AL90+SkySenser2
UW9mm 80倍 35mm換算2240mm PowerShotS90+CHDK ISO:3200 LPS-P2
F:2.0 f=6mm コリメート法 合成F=3.7 S:128秒x7枚 Noise減算:ON
撮影場所:山梨県北杜市 撮影日:2014/5/3 02:25-03:36
Registaxでコンポジット→FlatAideで除算補正→GIMPでトーン
カーブ・トリミング・サイズ調整、NeatImageで40%フィルタ

M20はいて座にある散光星雲で、別名、三裂星雲とも呼ばれている。地球から、約5200光年の位置にあると推定されている。その名の通り、赤い輝線星雲に暗黒帯が走り、いくつかに分裂している様に見える星雲である。その暗黒帯のおかげで、まるで花びらのようにも見える。又南側(下側)は赤い輝線星雲であるが、北側(上側)は青い反射星雲と2種類の顔を持ち、青と赤の色の対比も美しい撮影対象である。

今回の画像は、残念ながら、青い部分があまりはっきり出なかったので、ちょっとM20の美しさが抑えられてしまっている。前回撮影の時より、ピントは多少いい物の、周辺収差や発色具合は、前回の単独の画像に劣るかもしれない。

重ねる枚数が少ない事や、いくらか透明度が低かった事、鏡筒のバランスが悪かった事などが原因と考えられるが、今年はタイミング的に見て、再挑戦する機会はもうないかもしれない。来年またリベンジだろうか、、、

2014.5.3(8/18)

コメント一覧

くっしー
コウイチさん、

そうなんですよね。どうもコントラストが今回は今ひとつで。露出時間を前回より多くかけた割りに、その分のかぶりを上手く取れなかった感じですかね。今年はもうこの分だと撮影する機会が無いでしょうね。私も来年又リベンジしたいです。
コウイチ
こんにちは。三裂星雲、私も大好きです。この赤と美しい青のコントラストがたまらないです。昨年の作品は、くっきりはっきりコントラストが高いですね。今年のも悪く無いですけど、比べてしまうと、昨年の方が好みかもしれません。私も、この領域は、やっと石垣で小さく撮影出来ましたけど、不満だらけなので、来年またチャレンジしたいです。何にしても晴れて欲しいですね。
くっしー
kameさん、ありがとうございます。

この領域は、星の色も結構ついていてにぎやかな感じですよね。しかし夏になってから、すっきりと晴れた日がほとんど無いうちに、今年もそろそろ夏のにぎやかな夜空ともお別れですね。又来年に期待しましょう。これから秋・冬の対象に移っていくのも楽しみではありますが、いかんせん、もう少ししっかりと晴れてくれないと遠征にも出られません、、、
kame
南の天の川のシーズンもいよいよ終わりですね。
しかし8月に入ってからなんて、ほとんど梅雨状態で望遠鏡が出せません。
私もアンタレス周辺や三裂星雲は次のシーズンに持ち越し確定となってしまいました。(T_T

でも冬から春にかけては天候不良や春霞で、タイミングが難しい対象ですよね~(^^;

しかしくっしーさんの今回の三裂星雲、発色具合等も含めて、透明感と賑やかな雰囲気があって、私は今回のほうが好きです。(^^
やはり南の天の川は華やかさが惹きつける力な気がします。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「天体観望・撮影(遠征地)」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事