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くっしーの徒然日記

無線、天文、修理、剣道、体調他について書いてます。修理や改造記事のマネに関してはあくまでも自己責任にてお願いします。

またしても光害に負ける(M57)

2012-09-09 | 天体観望・撮影(遠征地)
8月18日の千葉遠征での撮影は、東京の光害方向に沈み行くM13を撮影した後、薄雲の富士山での再撮影編の続きで、こと座のM57を、撮影した。

M13同様に、夏の大三角の中では一番西になること座もかなり西の光害方向に傾きかけていた。

ベガから自動導入をかけるが、またしても入ってこない。全く、今日は不調である。動きを見ていると、赤緯方向が、うまく動いていないように見えたので、赤緯方向の鏡筒のバランスが悪いのが原因かと思い、鏡筒の位置を多少動かして見た。取付位置に制限があるので、接眼部のカメラの重さを完全にバランスすることは出来なかったが、多少はバランスが改善した様で、なんとか導入出来た。

そんな感じで手間取ってる間にも、M57はどんどん高度を下げてしまい、またしても光害に埋もれながらの撮影となってしまった。


【↑M57 リング星雲 こと座の惑星状星雲】
SM-R125S/D:130 f:720 UW9mm+LPS-P2 GPE赤道儀+AL90+SkySenser2
コリメート法 PowerShotS90 ISO:3200 F:2.0 f=6mm S:64秒 7コマ
Noise減算:ON 80倍 35mm版換算で2240mm相当 
撮影場所:千葉県旭市 撮影日:2012/8/19 01:22-01:57
Registaxでコンポジット→FlatAideでかぶり補正→YIMGで回転、
5760mm相当にトリミング(39%)→GIMP2でトーンカーブ・サイズ調整

せっかく再撮影を行ったのだが、結果としてピントも甘いし、赤道儀不調で20枚撮影中7コマしか使えなかった事もあり、写りも薄雲越しの富士山での撮影画像と比べて多少写りが悪かった。まあ、M57は惑星状星雲なので、薄雲越しの富士山でもそこそこ写っていたという事もあるのだが、、、

しかしせっかく空の条件が良さそうなので、もう一段上の写りを期待したのだが、いろいろと手間取ってしまい、結局、光害の影響を強く受けた撮影結果となってしまった。

撮影している時は、なんとかなるかと思っていたが、撮影開始までに手間取って光害の影響を受けそうなら、いさぎよく次の目標に移るべきだったかもしれない。でも苦労して導入したのを、なかなかすっぱり切り捨てられないので、もうすこし余裕を持ってターゲットを選ぶべきだったか、、、

2012.8.19(9/9)

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2 コメント

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Unknown (NIkon 8cm)
2012-09-10 00:26:07
くっしーさん

私の赤道儀は全くの手動なので、目標の天体の導入も追尾も全て自力でしなくてはならないので、それなりの大変さはありますが、こういったトラブルはないです。メカ音痴の私には、ピッタリの機材だという気がしてきました。

さて、下のM13もそうですが、その観望地にあった対象選びは重要なポイントですよね。八ヶ岳は甲府盆地の影響が出る方向は、いくら空の条件が良くても、なかなかいい写真にはなりませんし、富士山麓の鳴沢も南西方向以外は厳しいですよね。

私は、だいたい八ヶ岳と決まっているので、撮影対象は行きの車の中でイメージして臨むのですが、それでも天候(とくに雲)の影響で後手後手にまわり気持ちばかり焦って、思うようにいかないことがあります。今回のくっしーさんは、初めての観望地ですから、こういうトラブルは仕方が無いかも知れませんね。
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Unknown (くっしー)
2012-09-10 23:42:43
Nikon 8cmさん

そうですね。慣れない観望地なので空のレベルというか限界がつかみきれずに、この日は失敗作も多く出てしまいました。まあ、色々と有りますよね。次回はもう少し良い結果につながると思います。

機材の方は、最後の方で原因が判ったのですが、ちょっと機材の扱いがぞんざいでした(汗)
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