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くっしーの徒然日記

無線、天文、修理、剣道、体調他について書いてます。修理や改造記事のマネに関してはあくまでも自己責任にてお願いします。

先月に続いて今月もスーパームーン

2014-09-10 | 光害地:三鷹からの天体撮影
9月9日は、先月に引き続き、今月もスーパームーンだ。10日に三鷹で立会いなので、9日の夜に三鷹に移動。移動途中の車窓からは、大きな満月がよく見えている。


【↑車窓から見えるスーパームーン】
良く晴れた空に浮かぶ月を横目に一路三鷹を目指す。

三鷹に着くと、少し雲が出てきた様で、雲間の満月に成りつつある。慌てて、三鷹に残してある望遠鏡で撮影してみた。


【↑三鷹に残してあるSG90で撮影】

ちなみ、先月スーパームーンだったのに、今月もまたスーパームーンなの?と頭の中で疑問符が浮かぶ。そう言えば、7月もスパームーンて言ってた様な、、、そんなにしょっちゅうスーパームーンだと、ありがたみが薄れる気がするが、、、、

と言う事でちょっと調べてみた。スーパームーンは、以前にも書いたけど、月の公転軌道が楕円軌道で、その軌道の中で、月が一番地球に近づいた時の満月をスーパームーンって呼ぶと理解していました。

ちなみに、スーパームーンは天文学での呼び名ではなくて、占星術から来ている呼び名らしい。

でもって、軌道中で地球に最接近(90%以内)した新月または満月をスーパームーンと占星術師のRichard Nolleが1979年に定義したという事らしい。新月もスーパームーンて呼ぶんだね。さすが占星術。いわゆる惑星直列ですね。



Kenko SG90(鏡筒)/D:90 f:1000 Vixen Custom経緯台
F:11.1 Canon EOS kiss X2(無改造) 直焦点 ISO:400 S:1/250秒x5枚
Noise減算:Off 撮影場所:東京都三鷹市 2014/9/9 23:11
Registaxにてコンポジット→GIMPでコントラスト・アンシャープマスク
・トリミング・リサイズ調整

ちょっと、薄雲越しの撮影なのでまだら模様が少し変かも、、、、、、

所で、何の90%なんでしょう?って疑問が、またまた浮かんでくる。

でもって更に調べたら、その年の最遠地点距離と最近地点距離の差を100%として、最遠地点から距離差の90%以上、内側に来ている事とNolleさんは定義したようです。

なんとなく90%以内って言うより、最遠地点より90%以上内側、判り易く言うなら、最近地点から距離差の10%以内の距離まで接近した地点に有る事って感じですかね。

先月は、最近地点と満月のずれがわずか26分と言う、ほとんど最近地点での満月だったので、エクストラスーパームーン(これもずれが1時間以内をそう呼ぶみたいです)なんて呼ばれていたけど、今月の満月も最近地点に10%以内まで近づいているので、先月に引き続きスーパームーンとなっているらしい。

なんだか、ややこしいですね。


そうこうしているうちに、スーパームーンはすっかり雲の中に埋もれてしまったので、早々に撤収したのでした。

2014.9.9(9/10)

修正:間違って9/8の画像を再処理してUPしてました。どうりでいくら見ても
   昨日の月と変わらない訳ですね(汗)
   9/9の月に画像差し替え。一晩経って、左下のクレーターが見えていた
   のが、右下のクレーターが見える様に成ってます。

中秋の名月

2013-09-19 | 光害地:三鷹からの天体撮影
今日、9月19日は中秋の名月である。と言う事で、帰宅後空も晴れているので久しぶりに月を撮影して見た。


【↑ 中秋の名月】
Vixen SG-R130S D:130 f:650 UW15mm 43倍 コリメート法 PowerShotS95
35mm換算 1204mm相当 ISO:100 S:1/125秒x50コマ F:8 f=6.0mm
MK-800 赤道儀 月追尾モード 撮影日:2013/9/19 21:15-21:16 
撮影場所:東京都三鷹市(自宅)
Registaxでコンポジット→GIMP2でトリミング・サイズ調整

ちなみに、月の高度は、冬は高く上り、夏は低い。中秋の名月は、その高度が、夏と冬の中間にあり、見上げるのにちょうど良い高さに来るので、中秋の名月と呼ばれているのだそうだ。とは言うものの南中近くではかなり見上げる感じだが、、、


【↑今日の撮影風景】

旧暦で8月15日が中秋の名月の日に決められているのだが、今年は新暦で9月19日に当たり満月だが、旧暦はうるう月の影響でずれるので、8月15日が必ず満月とはならないらしい。

つまり、中秋の名月と言われても満月で無い時もあるらしい。中秋の名月当夜の満月は、今年を最後に2021年まで見られません。でも実は過去3年ほどは満月続きだったんだけどね、、

と言う事で、今年は満月の中秋の名月を楽しむ事としよう。

2013.9.19

今日は縦並び

2013-09-17 | 光害地:三鷹からの天体撮影
この週末は、大きな台風の通過でしたが、皆さんの所で被害はなかったでしょうか?

三鷹はたいした被害もなく過ぎましたが、唯一被害といえば、台風のせいでこの週末も遠征撮影に出られなかった位か、、、これで次は10月の新月期までお預けか、、、、

さて台風一過で、今朝はものすごく晴れていたが、夕方にはまたいくらか雲が出てきた。ここ数日は、夕方の西の空に金星と土星がかなり近くに並んでいるので、仕事から帰って、近所の陸橋にカメラを持って出かけてみた。


【↑夕暮れの空に、縦に並ぶ土星と金星】
Eos Kiss X2 EF-S18-55(47mmで撮影) S=5sec F=5.6 Iso800
トーンカーブ調整 2013.9.17 18:44 撮影地:東京都三鷹市

今日は、きれいに縦に並んでいたが、この後は、土星は右に、金星は左に動いて行き、24日には、少し離れるが今度は水平に並ぶ形になる。

あと数日は、土星と金星のランデブーが見られるので、夕方外に出る機会があれば西の低空を眺めてみてはいかがでしょうか?

金星は-4等と明るく、宵の明星・一番星なので、日没後30分もすれば、西南西の空に煌々と輝いていて、直ぐ見つかるが、土星は0.9等と余り明るく無いので、ちょっと見つけづらいかも知れないが、金星が見えてから暫くして、少し暗くなりかけた時間帯に、金星の右上を探せば見つけられるだろう。

ちなみに、上の画像は、少しズームが効いているので、肉眼での見た目より土星と金星が離れている様に写っている。広角で撮影した下の画像の方が、金星と土星の離れ具合は、まだ見た目に近いだろうか。

実際の肉眼で見た感じは、上の画像と下の画像の中間位よりは、少し下の画像よりの間隔だと思うので要注意。


【↑広角で撮影した西の空の金星と土星】
EF-S18-55(18mmで撮影) S=4sec F=3.5 18:57 その他は上に同じ
(ちなみに、右上の光は何やらゴーストが、、、、汗)


それにしても、新月前後の週末の天気、もう少し何とかならない物か、、、

2013.9.17

残りわずかの時間で(M13)

2013-03-27 | 光害地:三鷹からの天体撮影
さて話は2月23日未明の三鷹の自宅での撮影に戻る。この日はM101をかろうじて写し終えた所で時計の針は5時になった。

もうすぐ薄明が始まるが、少しだけ時間がありそうなので、比較的短時間で撮れる対象で、なおかつ、三鷹でまともに撮影できていない対象をと思って、M13を撮影することにした。

M13は、以前に三鷹で撮ったのは、コリメートを初め出した頃だったので、当時の腕なりの画像しか撮れていなかったので、今回再撮影だ。


【↑M13 ヘラクレス座の球状星団】
Vixen SM-R125S D:130 f:720 UW9mm 80倍 35mm版換算2240mm相当
SP赤道儀+AL90+SkySenser2 IXY30S+CHDK ISO:3200 F:2.0 f=4.9mm
LPS-P2使用 コリメート法 合成F=3.0 S:64秒x7 32秒x3 Noise減算:OFF
撮影場所:東京都三鷹市 撮影日:2013/2/23 05:15-05:32
Registaxでコンポジット→FlatAideで除算補正→GIMPでトーンカーブ
・44%にトリミング(35mm版換算5107mm相当)・サイズ調整

さすが球状星団の王様だけあって、三鷹で撮影してもかなり迫力十分である。多少フラット補正が効き過ぎて不自然な所もあるが、大きく明るい球状星団は、光害指数240の光害地からの撮影でもそれなりに周辺の星々まで写って、王様らしい姿を見せてくれている。

2年前のコリメートを始めた頃に三鷹で手動追尾で撮影したM13と比べると雲泥の差で、当時とは、モータドライブの導入、感度と露光時間の差に加えて、どの組み合わせで良く撮れるかなどのノウハウがだいぶできてきた事と、フラット処理などを含む画像処理の差だろうか。

ちなみに、撮影の途中で夜空は明るくなってしまい、コンポジット枚数は少し少なめとなってしまった。

2013.2.23(3/27)

三鷹でやっと捕らえた?(M101)

2013-03-23 | 光害地:三鷹からの天体撮影
さて、2月22日、久しぶりの自宅庭からの撮影は、月の沈む時間を狙って、夜中に起き出してきて撮影を始めたが、月も沈む頃には残り時間は、わずか1時間ちょっとしか残っていない。

今回は、今まで三鷹で一度も捕らえたことがなかった、M101回転花火銀河を何とか撮ろうというのが大きな目的だった。遠征するには月が大きすぎたのと、明け方に月が沈む頃M101も高度が上がると言うこともあり、月のあるうちにM51を試し撮りした後、残り少ない時間でM101を撮影してみた。

と言うことで、頑張って撮影してみたM101の、撮って出しJPEG1枚画の写りとヒストグラムはこんな感じ↓

【↑撮って出しJPEG1枚画、未処理のM101画像とヒストグラム】

前回や、前々回の撮影結果では、画面に銀河のかけらも見えなかったが、今回は、中心部だけ、なにやらかすかに白くなっているのが判る。

月の有るうちに撮ったM51に比べて、ヒストグラムは同じぐらい飽和近くまでのびていて、画面に写っている銀河の中心部分は、M51よりかなり薄い。

M51までは行かないが、今までの撮影結果よりは少しは期待できるかもである。と言うことで期待を持って頑張って処理してみた。

【↑M101回転花火銀河 おおぐま座の渦巻き銀河】
Vixen SM-R125S D:130 f:720 UW9mm 80倍 35mm版換算2240mm相当
SP赤道儀+AL90+SkySenser2 IXY30S+CHDK ISO:3200 F:2.0 f=4.9mm
LPS-P2使用 コリメート法 合成F=3.0 S:64秒x14 Noise減算:OFF
撮影場所:東京都三鷹市 撮影日:2013/2/23 04:31-05:00
Registaxでコンポジット→FlatAideで除算補正→GIMPでトーンカーブ
・60%にトリミング(35mm版換算3714mm相当)・サイズ調整

う~ん、かなり厳しくて、M101の全景がしっかり写り込んでいない感じだが、かろうじて、渦巻き銀河としての腕が一部分、写った感じだろうか。ただし強烈な光害かぶりの補正と強調処理のせいも有って、淡い部分と背景との区別がはっきり付かない所も所々見られて、少しいびつな形のM101に見えるというか、M101っぽく写ってないな~、、、、

確かにM101の形としてはあんまりちゃんと写っていないのだが、しかし、今まで三鷹では全く捕らえられてなかったので、三鷹での初M101である。画像の出来は、山での画像とは比べるまでもなく、三鷹のM51よりも更に写りの悪い状態ではある物の、初めてM101が三鷹で写って、ちょっと嬉しい。

なにせ、山で撮っても淡くて中々コリメートでは手強い感じの対象なので、光害の三鷹でなんとなくそれっぽく撮れたので、早起きして撮った甲斐があったという物だ。

M101の淡い部分をもう少し写し込めて、うまくあぶり出せるようになれば、昨年上手く行かなかった、M81の渦巻く腕や、M31の周辺のディスク部分を三鷹で捕らえることもちょっと期待が持てるかもだ。

2013.2.23(3/23)