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クロカメ日記

カメを中心に読んだ本のこと、見た映画のことや日々感じたことを書いていきます。

忍びの国

2018-02-08 17:30:33 | 映画

そういう見方もあるのかと思いました。この映画では、一見、利で動いている忍びですが、最後にまとまるのは、やはり、義でした。和田竜さんの作品は、斬新で賛否両論ありますが、今や証明のしようもないので、どれが正解かは不明のままだと思います。

ホルス3母会

2018-02-08 13:35:54 | リクガメ

左から、スクランプ、パティー、キャンディー。この3匹の母ガメが何やら密談をしているのを発見!この3匹の関係は?キャンディーの息子、キャンミーとパティーの娘のスクランプがペアーなので、スクランプから見ると、パティーは、実母、キャンディーは義母となります。スクランプは、まだ、子供の部分があり、キャンディーやパティーに甘える様な仕草もします!

銀河鉄道の父 門井 慶喜著

2018-02-04 17:59:01 | 読書

 小学生の頃、宮沢賢治の童話をたくさん読みましたが、難しかった記憶があります。僕自身、賢治の印象は、体が弱く、大人しいと言うイメージで今日まできました。しかし、違っていました。これは、賢治の父親から見た賢治と賢治には言わなかった、息子賢治への思いの変化から、宮沢賢治を描いた新しい視線からの物語でした。
 賢治は、裕福な家の長男でガキ大将。毎日野山を駆け回っていた健康な少年でした。小学校時代は成績優秀。この頃の父親は、絶対権力を持ち、子供の世話などしない。特に、宮沢家の様な裕福な家の父親は尚更。賢治がチフスで入院した際、父は医師が感染を懸念して断った看病を病室に泊まり込んで行う。そして、やはり、感染し、かなり重篤化し、これをきっかけに一生引きずる様な後遺症を患ってしまう。
 僕がイメージしていた賢治は晩年になってから。妹の結核発病から。賢治が詩や童話を書いたのは、この妹に読んで聞かせるためだった。
 父と息子、兄と妹への思いが美しく描かれていました。