黒磯カヌークラブ

那珂川・鬼怒川・男鹿川・大芦川・思川・・・栃木の川をカヌー・カヤックで遊び尽くします!

去る者あれば来る者も

2007-11-05 12:58:02 | スキー&スノボ
 台風9号の大増水で流れがすっかり変わってしまったという鬼怒川。佐貫の瀬が激変してしまったことはすでに写真などで報告したが、その上がどうなっているのか興味津々。

 というわけで、籠岩-佐貫区間を漕いできた。メンバーはぼくとまっちゃん、スペシャルゲストに酋長。酋長と漕ぐのはほぼ1年ぶり。この区間を漕ぐのもほぼ1年ぶりと、相変わらずだめタメダメなぼくたちだ

 結論から言うと、ずいぶん変わってしまったなあ。全体的に土砂で浅くなった感じ。

 水位計は佐貫上で2.98と、この時期にしては上々。ただ大渡橋下の放水口より上はダムが絞っているようで、小佐越の水位は0.26とかなり低め。籠岩ウエーブはしょぼくてだめ。早々にあきらめて籠岩を後にした。

 船底をガリガリ擦りながら、淡々と進む。日光連山の雲行きも怪しくなり、なんか寂寥感が漂い始めた。

 大渡橋下の放水口から下は、そこそこ水量が増えてきた。スタンディングウエーブもいつも通り。二股に差し掛かったところで、まっちゃんが「流れも変わったし、念のために下見しましょうか」と上陸した。

 左側がいつものコース。本流の真ん中に大岩がある。岩は水をかぶっていた。やっぱり水はあるのだ。いつものこの時期なら岩は顔を出している。

 ただ、流れは確実に右側が太くなっていた。どうもこっちが本流になっているようだ。この先には堰があるが、上陸地点の関係で右側のコースを選択した。結果的に、これが幸いした。

 堰の下に新スポット発見



 ちょうどほどよいホールが口を開けて待っていた。

 「どうぞいらっしゃい」

 「どれどれ」

 写真はスピンくるくるのまっちゃん。このホール、なぜか左回りをしようとすると捕まって動けなくなる。必然的に右回りが中心でプレイ。深さがあるので沈しても安心。セットすれば自動的に起き上がれる。エディーもでかいクラブのホームページに別カット掲載中)

 酋長はここでカートホイールをビシバシ決めた。月イチパドラーにしてはさすがだ。ぼくもカートのふりだけして笑いをとった

 ここで昼飯を挟んで1時間以上遊んだ。ダウンリバーでしか来れないところだが、なかなか楽しい。この区間をダウンリバーしたときは、ぜひ二股を右に。

 その際の注意は、堰を左ベタで降りること。川の中央は大岩を並べただけなので、水量が多いときはブッフで降りられるが、失敗するとピンする恐れあり。落ちたところに大岩がある場所も。

 ここのほかの新スポットとしては、佐貫の梁下にできたウエーブホール。それほど大きくはない。スピンの左右、バックサーフィンなどが練習できる。ロールに不安のある人はちょっとだめかも。ちょっと下に佐貫の瀬が待っている。ぼくらと入れ替えにぜんまい侍さんが夕連で登場。赤いスイートのメットがよく似合ってる豊富な練習量に支えられたテクはさすが。昨年一緒に漕いだときより全然うまくなっている

 しかしこの瀬、ほんとに埋まっちゃった。淵が埋まったから見かけの水位が上がるようになったのかな。この先ウオッチが必要だ。   muna