黒磯カヌークラブ

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 栃木県農務部生産振興課からの返事

2006-06-02 23:07:23 | カヤック
 先日UPした藤原漁協への抗議について、何らかの指導をするように要請した栃木県農務部生産振興課から2日、電話で返事が来た。素早い対応にチョッとびっくり。

 同課の水産担当者によると、藤原漁協の専務理事に中岩公園で起きたことについて説明を求めるとともに、漁業権と河川の管理権の違いについて、組合員に徹底するよう指導したという。とりあえず、ぼくたちパドラーにとっては吉報だ。

 藤原漁協の専務理事は、どうも川治の小網ダムでカナディアンを漕いでいる人らしい。川治温泉では夏の間観光客向けに、カナディアンを乗らせるサービスをしている。水産担当者に対し「私もカヌーを漕いでいるので、よく分かってます。組合員にあらためて漁業権とは何かを徹底させます」と話していたという。

 水産担当者の話では、年配の漁協組合員はどうしても「自分の川」の意識が強く、カヌーを含むレジャーボートとのトラブルが絶えないという。「話し合いの場を作れればいいのですが」と言うが、こちらも鬼怒川で漕ぐパドラー代表ではないので、その立場にはない。「まずは漁協に自分たちの立場(要するに川でカヌーを漕ぐなということはできないということ)をわきまえてもらうことが先決です。こちらは先に釣りをしている人がいれば、そこでは練習しない、釣り人がいるところからはなるべく遠くを通る、アユ解禁直後は自粛するなどを仲間内では徹底している」などを伝えた。

 その上で「釣り人や漁協との対決を望んでいるわけではない。その辺は誤解のないよう、あらためて伝えてほしい」と要望した。水産担当者は「分かりました」と答えた。

 最後に「カヌーの練習をすると、アユの成長が遅れると藤原漁協の人は言っているが、科学的な根拠はあるのか」と質した。水産担当者は「私が知っている限り、そのようなことは聞いたことがない」と答えた。当然だよね。ありえないことだもの。