暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

流れ

2024年08月14日 | 古民家
 人の影と喧騒を・・・薄紙で透かして覗いて見ると・・・
当時の華やかさと勢いに気圧されて・・・
豊かな貧しさを過ごし・・・戻りたくも無い時代に憧れを頂きながら・・・
懐かしさと、新鮮な文化を手に入れ・・・
無造作に、前を向いて走り続けた時代を覗き込み・・・
三歩進んで二歩下がる・・・余裕の暮らしを後にする・・・。

手仕事とモノ造りと・・・
住まいの変わりように技術は廃れ・・・想像する技術に造り手の繋がりは捨て置かれ・・・
文化の暮らしは理想の手段と想像に・・・舵を切られて失われ・・・
ねじり鉢巻きに腕まくりの・・・働く暮らしは嫌われて・・・
大工に左官・・・住まい造りに残された、伝統技術は文化財に成り上がり・・・
鑑賞するべき知識の中で・・・失われた世界の遺構に飾られるのかも・・・。

チラホラ聞こえる囃子の音が・・・夏の終わりを告げる時・・・
胸を伝わる汗の雫でくすぐり笑い・・・
夕暮れ香る、風の温かさに秋を探れば・・・蝉の声も涼しく数え・・・
橙色に染め上げた・・・空に撒かれたトンボを追い・・・
秋の夜長は縁側で迎え・・・月明かりに文字を追えば・・・
風流と暮らしに粋な姿を映しながら・・・
日本の夏は終えて行く。


コメント
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