暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

屋根の空

2024年08月19日 | 古民家
 手を伸ばしても届きそうにない屋根の頂は・・・
見上げては低すぎて・・・肩車の先では届かない・・・
少し背伸びの見渡す景色は・・・遠くの山も、海の果ても目に焼き付けて・・・
静かな空と騒ぐ海原で・・・暮らしの広さを包み込めば・・・
高々と繋がり向かい合う・・・

巻き込むケムリを例えて空に舞い・・・
始まりと終わりに手を結ぶ・・・
戻ることさえままならない暮らしをかじり続け・・・
痛みを覚える単純な意識を落とし物に・・・想い出しては掴めない・・・
まだら色のケムリに吹かれて行くのが楽しいと・・・
小さな町の・・・大きな広さを地に置いて・・・
砂利を蹴飛ばす汚れた靴の・・・隙間に空いた小さな窓は・・・
埃を巻き込み咳を払い・・・町の空を煙らせる・・・。

行き交う螺旋と直線と・・・
埋めつくし・・・空を遮るクモの巣を払うように、空は奪われて・・・
直立不動の見上げる頂きに・・・狭い雲を引きずって・・・
四角く型取る空と曖昧に・・・繋がる空が入れ替われば・・・
まあるい地球の小さいな町は、突然窮屈になり果てて・・・
小さく頷き覚えた景色は軽々と・・・塞がれ隠れた暮らしに目を落とし・・・
甍の町に波打つ空は・・・凸凹光って目を隠す。


コメント (2)
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