暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

2024年08月13日 | 古民家
 オモチャの町を遠くに眺め・・・低く唸る花火の音を両手で聞き分けて・・・
ミニカーを転がし坂を上り・・・山間に、暮らしの幅を広げて窮屈そうに・・・
騒がしく包んだ文化の名残は想い出に流され・・・
トツトツはしゃいだ子供の声も・・・笛と太鼓のいななきも・・・
片耳に手を押し当て叫んだ遊びの跡も・・・つまんだ記憶に押し付けて・・・
分け合い語る言葉も少なく深い溝が・・・ゾロゾロ出て行く蟻のようにつながっている・・・。

静かに笑いを消した小さな町の・・・踊りを真似る小さな子供が唄いながら・・・
大きな口で飲み明かす・・・赤ら顔が皺を造り・・・
灯をともす、花火の煙と涙の訳は、入れ替わり・・・立ち寄る命の繋がりに・・・
見える者と・・・見えざる者がすれ違い・・・
迎え送る残り火の・・・影に触れて懐かしむ・・・。

虹のふもとに暮らしを寄せて・・・空の青さと雲の大きさに・・・
緑を分けて水面に蓄える・・・命を預けた暮らしの先へ・・・
未来に寄せる想いのすべてが向き合えば・・・
美しく整う暮らしは地域を造り・・・人の心に意味は生まれ・・・
真面目な繰り返しに笑う、乾いた風は目に染みて・・・
影を消す・・・夕暮れのセミの声は音を絞り始め・・・
ケタケタ笑う虫の声は、悲しく知らんぷり。

コメント
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