暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

色彩

2018年10月22日 | 古民家

 日本では、感情や情景を多彩な色で表現するのがとても豊かだと思います・・・。

同じ色合いでも・・・・数十種類の色を巧みに使い分けて・・・その時々の季節感や・・・

臨場感溢れるような場面を思い浮かべる事が出来ます・・・。

着物や絵画・・・詩や俳句・・・色を表現する場所はたくさんあって・・・

住宅や車でも、その多彩さが見られますが・・・

日本的な情緒ある表現は、少ないように思います・・・。

原色を使った外観で話題になった・・・赤白のコントラスト・・・自分の家だからと・・・

頑張りすぎてしまった様ですが・・・

車でも・・・ピンクやゴールド・・・派手な色を良く見かけます・・・。

デザインと色の相性はあると思うので・・・デザインが良くないと・・・

ただ派手なだけで・・・思い切った色も、あまり映えないように思います・・・。

60年代の車の色には艶っぽさがありました・・・黒でも青でもグレーでも・・・

説明できない中間的な色合いがあって・・・それが日本らしい侘び寂のある色合いに見えました・・・。

当時はそんな事は思いませんでしたが・・・現代の車を見ると・・・主張しすぎる・・・

眩しすぎるような感情だけが、前に出てきて・・・重厚感や安心感はあまり感じられません・・・。

デザインと快適性だけが突出した住まい・・・

省エネ性の方向性は、今の考え方で良いのか・悪いのか・・・よく解からない事だらけなので・・・

語らないとしても・・・情緒ある住まいとはどんな造りをいうのでしょうか・・・?

好き嫌いはそれぞれで・・・好きな文化の中にある、装飾や色合いの好みも千差万別です・・・。

それでも・・・海や森・・・青空や星空が嫌いな人はそんなにいないと思えば・・・

自然の環境が、何か・・・体や心に影響を与えている事があるのだろうと・・・感じると思います・・・。

自然は悪さもしますが、与えてくれることのほうが大きく・・・その表現方法は多彩な色合いと同じくらい・・・

自分達に向けて発信してくれていますので・・・それらをいかに上手く捕まえて・・・

多くの人に発信できるようになれればと想います。

 

 

コメント
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