日本では、感情や情景を多彩な色で表現するのがとても豊かだと思います・・・。
同じ色合いでも・・・・数十種類の色を巧みに使い分けて・・・その時々の季節感や・・・
臨場感溢れるような場面を思い浮かべる事が出来ます・・・。
着物や絵画・・・詩や俳句・・・色を表現する場所はたくさんあって・・・
住宅や車でも、その多彩さが見られますが・・・
日本的な情緒ある表現は、少ないように思います・・・。
原色を使った外観で話題になった・・・赤白のコントラスト・・・自分の家だからと・・・
頑張りすぎてしまった様ですが・・・
車でも・・・ピンクやゴールド・・・派手な色を良く見かけます・・・。
デザインと色の相性はあると思うので・・・デザインが良くないと・・・
ただ派手なだけで・・・思い切った色も、あまり映えないように思います・・・。
60年代の車の色には艶っぽさがありました・・・黒でも青でもグレーでも・・・
説明できない中間的な色合いがあって・・・それが日本らしい侘び寂のある色合いに見えました・・・。
当時はそんな事は思いませんでしたが・・・現代の車を見ると・・・主張しすぎる・・・
眩しすぎるような感情だけが、前に出てきて・・・重厚感や安心感はあまり感じられません・・・。
デザインと快適性だけが突出した住まい・・・
省エネ性の方向性は、今の考え方で良いのか・悪いのか・・・よく解からない事だらけなので・・・
語らないとしても・・・情緒ある住まいとはどんな造りをいうのでしょうか・・・?
好き嫌いはそれぞれで・・・好きな文化の中にある、装飾や色合いの好みも千差万別です・・・。
それでも・・・海や森・・・青空や星空が嫌いな人はそんなにいないと思えば・・・
自然の環境が、何か・・・体や心に影響を与えている事があるのだろうと・・・感じると思います・・・。
自然は悪さもしますが、与えてくれることのほうが大きく・・・その表現方法は多彩な色合いと同じくらい・・・
自分達に向けて発信してくれていますので・・・それらをいかに上手く捕まえて・・・
多くの人に発信できるようになれればと想います。