暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

素材

2018年10月15日 | 古民家

 北海道と沖縄では住まいの造りが違います・・・。

それは、環境が違うので・・・それぞれの地域色を生かした造りで・・・地域で用意出来る素材で・・・

地域の職人さんが・・・地域にあった工夫がされているのだと思います・・・。

茅葺屋根は地域によって使われる素材が違う事は、以前お話しましたが・・・

部分的な差し替え修繕をしながら・・・約20年で全面葺き替えを行うのが理想だそうです・・・。

広告やチラシで・・・外壁塗装を10年目にはやらないと建物が傷んで、雨漏れしてしまう・・・

そんな謳い文句で営業しているのが目に付きます・・・・。

現代の素材は5~10年でメンテナンスしないといけないのであれば・・・・

自然素材の茅葺は・・・・すぐに痛んでしまう・・・そんな考え方は改めなければいけないような気がします・・・。

施工費用や・・・・施工する職人さんの確保・・・・火災などの安全性など・・・現代の仕組みでは現実的では無いにしろ・・・

今でも現役で暮らしている方々もいらっしゃいます・・・。

コロニアル(スレート瓦・カラーベストなど)と言われる屋根材・・・多くの住宅に使われていますが・・・

セメントに粘土やパルプ繊維混ぜて作った素材です・・・。

元は天然の薄い天然スレートを真似て作っていますが・・・自然石が腐食や腐敗するはずもなく・・・

加工品のコロニアルの材料も、上記と同じように・・・10年毎の塗り替えは必要です・・・。

天然スレートがコロニアルの3倍の価格だとしても・・・天然スレートが100年以上長持ちして・・・

メンテナンスも、ほぼいらないとすれば・・・

初期投資が上手に出来れば・・・本当に良いものとは何かが見えてくるような気がします・・・。

木は燃える・・・腐る・・・・手間が掛かる・・・正しい知識と選び方・・・その為の勉強は必要だと思います・・・・。

手間のかかる暮らしとは・・・・一体どちらだと想いますか?

 

 

 

コメント
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