暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

関わり

2018年10月02日 | 古民家

  作業の中心的な役割を持った人を、棟梁といいます・・・。

大工さんの事を棟梁・・・という訳では無くて・・・統括する人を指してしましたが・・・

建築現場での大工さんを、そう呼ぶようになってきました・・・。

普通・・・大工さんは木造の建物を造る職人さんと思われる方も多いと思います・・・。

日本の文化の一つとして・・・材木を使っての、いろんなモノを造りが始まり・・・

それぞれに専門の職人さんがいました・・・。

船を造る大工さんを・・・「船大工」

橋を造る大工さんを・・・「橋大工」・・・?(あまりそんな風には言わないかも・・・?)

社寺仏閣を造る大工さんは・・・「宮大工」・・・・・

大工さんとは違いますが・・・

指物師・・・・家具を造る職人さんです・・・。(箪笥や長持ち・・・火鉢などを造る方です。)

建具職人・・・そのままです・・・。建具を造る職人さんです・・・。

木の文化と言っていいほど・・・日本は「木」と深い係わり合いがあるのですが・・・

豊富だと思われてきた資源を、無秩序に使い続けたり・・・人の社会の関わり合いが原因で・・・

今までに何度か、森林の消滅の危機もありました・・・。

社寺仏閣、お城などの乱立や・・・戦争による燃料資源・・・・経済発展の環境破壊など・・・

木と土と石の文化と思っていましたが・・・自然とうまく共存できない文化では・・・

安心して暮らせる社会を・・・次の世代に残せなくなってしまいます・・・。

木造船を造る機会はあまりありません・・・もうすぐその技術は失われてしまうでしょう・・・。

社寺仏閣は国が費用を負担して守っていますので・・・その技術はもう少し引き継がれると思います・・・。

木造の橋もほとんど造られる機会は減りましたが・・・重要文化財に指定されている橋もあるので・・・

こちらも、もう少しその技術は継承されるかもしれません・・・・。

指物師・建具職人さんは・・ずいぶん前から、工場生産の品物に押されて来ています・・・。

注文家具や建具の需要も減ってきていますので・・・楽観は出来ない状況です・・・。

見直され始めた日本の文化もたくさんありますが・・・その担い手となる職人さんが育っていないのは今も変わりはありません・・・。

仕事として・・・生活基盤として携われるような職となって・・・文化を残せる仕組み造りが出来ればと想います。

コメント
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