日向ぼっこ残日録

移り気そのままの「残日録」

パリ燃ゆ

2006年03月24日 20時42分49秒 | 残日録
去年の11月にパリ暴動(50万人を巻き込む)があったのは、記憶に新しい。当時はヨーロッパ各地に移民政策の失敗で人種間対立の様相でありましたが、夜間外出禁止令も敷かれました。
今回のデモは、学生を主としたデモで、政府に雇用政策の変更を求めるものです。政策は、「26歳以下の雇用者は、2年以内なら、その理由の如何を問わず解雇できるという、事業者の方だけを向いた政策です。学生は、「こんな社会は、いやだ」、こんな社会制度の国は、いらない。という切実なものです。これで雇用が促進されるのでしょうか?とりあえず雇用して、2年以内の選別が出来るとは、明らかに労働者を下位階級と位置付ける変な法律でしょう。
「パリ燃ゆ」は、本当に安定しませんね。フランスは、もともと農業国で、安定した国力が、ファッションや独特の工業製品を産み、指導的な国だったんですがねえ。多くの移民の受け入れは、不安定な要素を拡大しました。

今日はなぜか、「懐(ふところ)燃ゆ」という結果でした。そこで、海浜公園に行って、春とは言え寒風吹きすさぶ砂浜を、30分も歩きました。寒くても遊歩道の木々は、春を感じるらしく、新芽が膨らんでいました。携帯で冬の野路菊や野草を撮って、パソコンに送りました。