日向ぼっこ残日録

移り気そのままの「残日録」

瀬川晶司

2005年03月05日 20時48分15秒 | 応援します!この人生!
2005/03/05 saturday
「大器晩成」はあるのか?瀬川晶司(1970年3月23日生まれ、会社員)は2月28日付けで日本将棋連盟に正会員(プロ)になりたいと「嘆願書」を提出した。日本将棋連盟は門前払いではなく、受理して前向きに検討していくらしい。一方、命運をかけて6級からプロの一歩手前の三段リーグで戦う人たちのことを思うと、別の入り口を設けることに反対の正会員も多い。
瀬川君は1984年6級で奨励会に入会。1992年4月から1996年3月まで3段リーグに在籍するも、成績が及ばず、年齢制限の規定により退会と、いわば、弾き飛ばされたのである。しかし、その後も努力して、アマチュアが参加できる棋戦に参加して、2003/03/10~2005/01/28までの対プロ棋士対戦成績は16勝6敗(勝率0.7272)という立派な成績を残した。A級(名人リーグ、最高位の10人)の中の「久保利明八段(今回6勝3敗の好成績)」にも勝っている。日本人の好きな「大器晩成」があるのか、注目したい。例外の正会員は1944年に「花村元司(真剣師、懸け将棋の人)」が試験により、5段に編入(のち8段まで上り詰める)されて以来60年もない。本当に強かったが将棋バカの「小池重明」も会員にはなれずである。