くまドン旅日記

写真が趣味です。自然の風景、旅行、歴史に興味を持って撮影を続けています。

名所江戸百景236 新国立競技場の問題について(1) ラクビーワールドカップ2019

2015年06月20日 23時35分39秒 | 名所江戸百景
こんにちわ、「くまドン」です。

 今回は、2020年東京オリンピックのメイン会場となる新国立競技場の問題についてです。
 (個人的には、あまり政治の話には関わりたくないのですが・・・)
 色々と話すと、途中で何を言っているのか分からなくなりますので、先に「くまドン」の考えを言います。

1.現在の新国立競技場の設計は、無駄が多すぎるので、デザインばかりを気にしたドームの設計を根本から見直し、建設費を抑えて、耐震性にも優れた設計に変更して欲しい。(税金の無駄つかいをなくしましょう。)
 また、競技場内部の設備も、各団体の要求を不要に受け入れ、運用費や保守費に対する考えが甘いので、競技場内部の設備も、徹底的に見直して縮小して欲しい。(税金の無駄つかいをなくしましょう。)

2.過大に高騰した建設負担を国が東京都に500億円も求めているが、過大な設計を変更しない国側に問題であり、東京都は断固拒否して払う必要はないです。上の1.で書いたように国側が無駄な設計計画を変更して、国が費用負担すべきです。

3.「ラクビーワールドカップ2019」の東京会場が新国立競技場になるので、建設が間に合わないとの話がありますが、「ラクビーワールドカップ2019」の東京会場は、「秩父宮ラグビー場」や「味の素スタジアム」で問題ないと思います。


 下の写真が新宿センタービルの53階(高さ210m)に無料展望ロビーから撮影した写真です。真ん中のオレンジ色の競技場が解体前の国立競技場です。撮影日は、平成24年4月初めの頃ですから、解体前の写真です。平成27年6月現在は解体済みで更地になっています。

 国立競技場の正式名所は、国立霞ヶ丘陸上競技場(こくりつかすみがおかりくじょうきょうぎじょう)だそうです。(知りませんでした!)
 国立競技場の手前に見える銀色の屋根の建物は東京体育館です。
 写真の右外になりますが、国立競技場の右奥に、」神宮球場(野球)」と「秩父宮ラグビー場」が続きます。

 現在・平成27年6月の状況確認としては、国立競技場は解体済み、2020年の東京オリンピックまでに新国立競技場を建設の予定。現実の建築設計を無視した構造と、建築費の高騰が原因で、工事費が高くなり、税金の無使いとして、新国立競技場の設計の見直しが求められています。
 神宮球場と秩父宮ラグビー場も両方の土地を交換して新規建替する計画がでています。とりあえず、秩父宮ラグビー場2020年までに更地にして、オリンピック会期中は駐車場として使い、オリンピック終了後に新しい神宮球場を建設する予定です。その後、古い神宮球場を解体した跡地に新しいラクビー場を建設する予定です。ただし、こちらも野球とラクビーのファンには聖地扱いで中止の要望が多いようです。


 新国立競技場の問題を一回分で作るのは大変なので、今回は3番目の「ラクビーワールドカップ2019」の東京会場が新国立競技場の必要はなく、「秩父宮ラグビー場」や「味の素スタジアム」で問題ないという考えからいきます。

 平成21年7月に国際ラクビー評議会で「ラグビーワールドカップ2019」の開催地が日本に決まります。こちらは、世界のラクビー団体の決定です。
  開催期間: 2019年9月~10月予定 (約6週間)

 今年・平成27年3月になって、日本国内の「(財)ラグビーワールドカップ2019組織委員会」選定で、日本で試合を行う会場が決まりました。こちらは日本側の決定です。ラグビーワールドカップリミテッド(RWCL)理事会は承認しただけです。
 その中で、東京が開催地の一つに東京オリンピックでメインスタジアム会場の建設費が高すぎることが問題になっている「新国立競技場」に決まりました。
 建設計画が未確定な「新国立競技場」に突然決めた理由は、建設時期を1年早めて、完成が間に合わないように見せて、現実の建築設計を無視して、無駄に見た目のデザインばかり選んだ建設費(税金)のムダを考えていないドーム附きスタジアムと、過剰な建設需要で、さらに高騰した建設費を無理やり押し付ける政治的圧力です。
 「くまドン」は素人ですが、ラグビーワールドカップ2019の東京会場は、新国立競技場の使用を禁止しましょう。替わりのラクビー場としては、「秩父宮ラグビー場」と「味の素スタジアム」が良いと思います。


 一度載せた写真ですが、オリンピック開催地決定前のオリンピック招致ライトアップ時に撮影した写真です。

 ラクビーワールドカップ2019の東京開催決定時にも別の色の組み合わせで、1週間程ライトアップしてましたが、
 「くまドン」は、その場所が新国立競技場という事に政治的な匂いを感じ、嫌だったので、撮影に行きませんでした。 一応、代用に載せておきます。

ラグビーワールドカップ2019の開催スタジアムのキャパシティーについては、日本大会開催のガイドラインで以下のようになっているようです。ただし、これは日本側で決めたルールと思いますので変更可能と考えます。
(1)開幕戦・決勝戦 6万人以上 (現状は、横浜国際総合競技場(72,327人)のみ)
(2)プールA規模 4万人以上(ホスト国や強豪国の開催ができる規模が望ましい)、札幌、静岡、豊田、大分
(3)プールB規模 3万人以上
(4)プールC規模 1万5000人以上
※いずれも座席のみとし、芝生席はカウントしない。全カテゴリー共通 大型映像装置やナイター照明設備の設置など、国際試合に適合したスペックへの改修・新設

 では、現在の東京2会場のレベルは?と調べてみると、

(1)秩父宮ラグビー場(ちちぶのみやラグビーじょう)
 収容人員: 2万4871人(プールB規模)、ナイター設備、大型映像装置1基あり。初期の会場候補の一つ。
 また、数々のラクビーの試合が行われてきたので、「ラクビー場の聖地」としても有名です。
 昭和22年(西暦1947年)の会場にもかかわらず、ラクビーファンの間では壊さないで欲しいとの要望が強い。
 なお、秩父宮ラグビー場と神宮球場と替地にして建て替える計画のようですが、
 神宮球場も野球ファンの聖地として、建て替え計画で野球ファンからの反対を受けています。

(2)味の素スタジアム(東京スタジアム)
 収容能力: 4万9970人(プールA規模)、ナイター設備、大型映像装置(アストロビジョン)あり。
 初期の会場候補の一つ。
 サッカーJリーグのFC東京と東京ヴェルディの試合や、2013年の東京国体(スポーツ祭東京2013)の
 陸上競技、第51回全国大学ラグビーフットボール選手権大会(2015年)の決勝が行われています。

 ラグビーワールドカップ2019では、グループリーグから決勝まで48試合行われる予定です。
 12都道府県の球技場(競技場、スタジアムなど)で開催予定なので、平均すると、1都道府県で4試合の予定です。

 考えようによっては、「秩父宮ラグビー場」を壊さないで、「味の素スタジアム」をうまく併用して会場に使用すると、そのまま、東京のラクビーワールドカップ会場に使用可能でしょうね。
 「味の素スタジアム」の収容能力5万人弱は、静岡県の「小笠山総合運動公園エコパスタジアム」の5万人超に続いて3番目ですから、開幕戦・決勝戦は、「横浜国際総合競技場」と「味の素スタジアム」の組み合わせか、「横浜国際総合競技場」だけにするかで問題ないでしょう。

 はっきり言って新国立競技場をラクビーワールドカップ会場2019の会場にすると、突然言い出したのは、新国立競技場を無理な設計で造ることを認めさせる為に決めた政治目的ですから、
 断固反対して、「秩父宮ラグビー場」や「味の素スタジアム」をラクビーワールドカップ会場にしまししょう。
 その方が、老朽化しても「ラクビーの聖地」と惜しまれる「秩父宮ラグビー場」の最後の花道になるので、ラクビーファンも喜ぶでしょう。「秩父宮ラグビー場」を取り壊しをワールドカップ終了後まで遅らせても問題はないと思います。

 このように「くまドン」は思います。

 予定では、翌年の「東京オリンピック2020」までにラグビー場を解体してオリンピック中は駐車場などとして利用するらしいのですが、オリンピックの期間は、わずか2週間だけです。
 無理して、翌年のオリンピックまでにラクビー場を解体しなくても、その気になれば、秩父宮ラグビー場内に自動車が出入りできるように一部を改修すれば、グランド部分を駐車場に使用できます。グラウンドの芝の部分は保護シートで覆います。(真面目なラクビーファンからは、「ラクビーの聖地」を自動車のタイヤで踏みつけにするのか!と怒られるかもしれません。また、「秩父宮ラグビーを残せ!」という人もいるかもしれませんが)

 いたずらに建設需要を増やしたり、建設期間が不足して突貫工事をしても、不要な建設費用が増大するだけです。
 新国立競技場の完成時期を2019年に早める必要はないでしょう。また、「秩父宮ラグビー場」の解体をオリンピック後にすれば、オリンピック前の過大な建設需要を減らすことも可能です。
 オリンピックまでの2020年に新国立競技場が使用可能になれば良いという事に気がついてください。
 設計技術を無視したデザインのドーム建設は行わず、競技場内部の設備も、運用費や保守費まで見直して過大な設計・設備をなくした方が、はるかに国民にも、都民にも財政負担が少なくなるのです。
 「くまドン」は、国民の一人として、都民の一人として、
 新国立競技場の設計に対して、建設・運用・保守費を含めて無駄を排除を徹底した設計変更を要求します。

 最初に話した1.と2.の話は、また次回にさせていただきます。

(1)以前作成したブログは以下のとおりです。
 「名所江戸百景180 新宿センタービルからの眺め 国立競技場」

 今回は、これで終了とさせていただきます。

 前回の「城010 阿尾城 前田慶次の城」のブログでも話ましたが、5月頃から新国立競技場建設のムダ使いについて、ブログを作ろうとしましたが、元々「くまドン旅日記」は、政治関連のブログを作るつもりが無かったので、なかなか作る気力が起きませんでした。やっと一部分ができました。
 「くまドン」のブログは小さな個人ブログです。このブログを作っても、何が変わるのか?と思いながらも、多大な税金の無駄使いが、日本全国で行われているのに、煮え切らない「くまドン」自身に腹を立てています。

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