こんにちわ、「くまドン」です。
今回も、4月の岡山県の蒜山高原(ひるぜんこうげん)の続きで、朝の風景からです。
標高が高いので、平地では桜は終わる頃でも、蒜山高原は桜満開状態です。山は残雪が残り、春の始まりといった所です。
後方に見える山は、右が鳥ヶ山(標高1,448m)、左が大山(だいせん)でいくつかの峰からなり、最高峰は剣ヶ峰(標高1,729m)です。
蒜山高原の麓(ふもと)には、大きな牧場があります。雪の消えた地面には青い草が青々と育っていました。
牧場には、小さな小鳥がエサを探していましたが、都会の公園で、冬場に一生懸命エサを探している鳥とは違い、自然の野鳥は警戒心が強く、かなり離れている状態でも飛んで逃げてしまいます。
野鳥・素人(しろうと)の「くまドン」には、ほとんど、歯の立たない被写体です。
それでも、なんとか何枚か撮影できましたので、一応載せておきます。
最初に撮影に成功したのが、下の写真です。(山の野鳥は小さすぎて、元の写真では小さくしか写りません。したがって、鳥の写真は、全て縮小率を下げて、トリミング(画像の切取)です。)
撮影した時は、ホオジロ(留鳥)かなと思いましたが、家に帰って、図鑑を見てみると、何か違います・・・・?
頭の白黒の模様と、背中がスズメのような模様、腹が白色の所から、ホオジロによく似たカシラダカ(頭高、冬鳥)という鳥かな?と思います。カシラダカの頭には、その名前の由来になった冠羽(かんむりばね)があるのですが、この時は立てていなかったようで丸い頭です。
いずれも、平地や丘陵地帯の森・林の周辺の明るく開けた所を好みますので、似たような場所にいます。
続いて、もう一種撮影に成功。背景は余り良くありませんが、アトリ(花鶏、冬鳥)です。
食性は雑食性で果実、種子、虫類を食べます。
冬羽から夏羽に変わる頃らしく、目の周りだけ黒くなっています。夏羽のオス(♂)は頭全体が黒色で、冬羽は頭が褐色(かっしょく)になるようです。
もう一羽、撮影できました。頭の部分が薄いのですが、アトリの冬羽のオス(♂)か?メス(♀)か?は不明。
アトリは、山麓の森林や農耕地に生息しますので、蒜山高原は格好の越冬地なのでしょう。
蒜山高原に限らず、大山(だいせん)や山陰海岸の野鳥の数は多く、道路を車でゆっくり走っていると、前方に飛び立つ野鳥は数えきれないほどでした。ほとんどがスズメ以下の鳥で、野性の本能で警戒心が強く、ほとんど撮影できませんでしたが、何枚か撮影できましたので、話を進めるにつれて出して行きたいと思います。
蒜山高原の山麓にある公園には、レンギョウの花がきれいに咲いていました。
蒜山高原の宿の夕食です。普段のこの時期は、夕日(日の入り)の時間が午後6時半になり、宿の夕食と撮影時間帯が重なる為、宿の夕食は頼めないのですが、宿の方に「夕食は遅くてもいいよ」と言っていただけたので、夕食ありで、お願いできました。桜の咲く川岸の静かな宿でした。山の幸・海の幸を腹いっぱい楽しめました。
最後は、蒜山高原の入口に立つ木像の写真です。「トーテムポール・・・・・?」と思っていたら、蒜山高原の伝説の怪物(妖怪?)である粋呑(スイトン)の像だそうです。
蒜山高原のあちらこちらで、スイトンの像を見る事ができますが、スイトンの話は以下の通りです。
【和漢三才図絵(わかんさんさいずえ)、江戸時代中期に寺島良安により編纂された百科事典】
蒜山には古くから粋呑(スイトン)という怪物がすんでいた。
「スイトン」は人間が考えたり思ったりしていることがみんな分かるのである。だから、もし悪いことをたくらんだり、他人に迷惑をかけたりした者がいれば、どこからともなくスイーと現れ、トンと一本足で立った「スイトン」にたちまち引き裂かれ、食われてしまったという。
だから蒜山には悪人はいない。
昭和37年12月15日 串田孫一(くしだ まごいち、山岳文学の詩人・随筆家)
「くまドン」としては、政治の世界に、一つ置いておいて欲しい怪物です。
この続きの大山(だいせん)の写真は、また次回(間が空くと思います)とさせていただきます。
初回のブログは、以下の通りです。(ブログ右欄のカテゴリアーカイブで「旅日記」をクリックすると、一覧が表示され、一覧の先頭(一番下)にあるので、これをクリックしてもブログが開きます。)
「旅日記001 蒜山高原と大山の風景(1) 鬼女台から見た大山」
「旅日記002 蒜山高原と大山の風景(2) 茅部神社の桜並木」
今回は、これで終了とさせていただきます。
くまドンのブログに訪問していただき、ありがとうございます。
現在、「名所江戸百景」の残分と、「兵庫・鳥取・奈良の城」の続きと、「大山・蒜山高原」の話が3パラ状態になってブログ作成能力を超えてしまっています・・・(汗)。
遅々として進まず、申し訳ありませんが、「くまドン」にも色々と用事がありますので、ご容赦ください。
7月前半は不在の日が多いので、申し訳ありませんが、当分コメント不可になります。
ブログは簡単に作れるのを中心に適当な間隔で、自動更新にさせていただきます。
次回は、東京の七夕が近づきましたので、昨年・撮影した写真を短く入れさせていただきます。
日本プログ村に参加しています。良ければ、「ポチッ」応援お願いします。(携帯からは無効ですので、不要です。)
今回も、4月の岡山県の蒜山高原(ひるぜんこうげん)の続きで、朝の風景からです。
標高が高いので、平地では桜は終わる頃でも、蒜山高原は桜満開状態です。山は残雪が残り、春の始まりといった所です。
後方に見える山は、右が鳥ヶ山(標高1,448m)、左が大山(だいせん)でいくつかの峰からなり、最高峰は剣ヶ峰(標高1,729m)です。
蒜山高原の麓(ふもと)には、大きな牧場があります。雪の消えた地面には青い草が青々と育っていました。
牧場には、小さな小鳥がエサを探していましたが、都会の公園で、冬場に一生懸命エサを探している鳥とは違い、自然の野鳥は警戒心が強く、かなり離れている状態でも飛んで逃げてしまいます。
野鳥・素人(しろうと)の「くまドン」には、ほとんど、歯の立たない被写体です。
それでも、なんとか何枚か撮影できましたので、一応載せておきます。
最初に撮影に成功したのが、下の写真です。(山の野鳥は小さすぎて、元の写真では小さくしか写りません。したがって、鳥の写真は、全て縮小率を下げて、トリミング(画像の切取)です。)
撮影した時は、ホオジロ(留鳥)かなと思いましたが、家に帰って、図鑑を見てみると、何か違います・・・・?
頭の白黒の模様と、背中がスズメのような模様、腹が白色の所から、ホオジロによく似たカシラダカ(頭高、冬鳥)という鳥かな?と思います。カシラダカの頭には、その名前の由来になった冠羽(かんむりばね)があるのですが、この時は立てていなかったようで丸い頭です。
いずれも、平地や丘陵地帯の森・林の周辺の明るく開けた所を好みますので、似たような場所にいます。
続いて、もう一種撮影に成功。背景は余り良くありませんが、アトリ(花鶏、冬鳥)です。
食性は雑食性で果実、種子、虫類を食べます。
冬羽から夏羽に変わる頃らしく、目の周りだけ黒くなっています。夏羽のオス(♂)は頭全体が黒色で、冬羽は頭が褐色(かっしょく)になるようです。
もう一羽、撮影できました。頭の部分が薄いのですが、アトリの冬羽のオス(♂)か?メス(♀)か?は不明。
アトリは、山麓の森林や農耕地に生息しますので、蒜山高原は格好の越冬地なのでしょう。
蒜山高原に限らず、大山(だいせん)や山陰海岸の野鳥の数は多く、道路を車でゆっくり走っていると、前方に飛び立つ野鳥は数えきれないほどでした。ほとんどがスズメ以下の鳥で、野性の本能で警戒心が強く、ほとんど撮影できませんでしたが、何枚か撮影できましたので、話を進めるにつれて出して行きたいと思います。
蒜山高原の山麓にある公園には、レンギョウの花がきれいに咲いていました。
蒜山高原の宿の夕食です。普段のこの時期は、夕日(日の入り)の時間が午後6時半になり、宿の夕食と撮影時間帯が重なる為、宿の夕食は頼めないのですが、宿の方に「夕食は遅くてもいいよ」と言っていただけたので、夕食ありで、お願いできました。桜の咲く川岸の静かな宿でした。山の幸・海の幸を腹いっぱい楽しめました。
最後は、蒜山高原の入口に立つ木像の写真です。「トーテムポール・・・・・?」と思っていたら、蒜山高原の伝説の怪物(妖怪?)である粋呑(スイトン)の像だそうです。
蒜山高原のあちらこちらで、スイトンの像を見る事ができますが、スイトンの話は以下の通りです。
【和漢三才図絵(わかんさんさいずえ)、江戸時代中期に寺島良安により編纂された百科事典】
蒜山には古くから粋呑(スイトン)という怪物がすんでいた。
「スイトン」は人間が考えたり思ったりしていることがみんな分かるのである。だから、もし悪いことをたくらんだり、他人に迷惑をかけたりした者がいれば、どこからともなくスイーと現れ、トンと一本足で立った「スイトン」にたちまち引き裂かれ、食われてしまったという。
だから蒜山には悪人はいない。
昭和37年12月15日 串田孫一(くしだ まごいち、山岳文学の詩人・随筆家)
「くまドン」としては、政治の世界に、一つ置いておいて欲しい怪物です。
この続きの大山(だいせん)の写真は、また次回(間が空くと思います)とさせていただきます。
初回のブログは、以下の通りです。(ブログ右欄のカテゴリアーカイブで「旅日記」をクリックすると、一覧が表示され、一覧の先頭(一番下)にあるので、これをクリックしてもブログが開きます。)
「旅日記001 蒜山高原と大山の風景(1) 鬼女台から見た大山」
「旅日記002 蒜山高原と大山の風景(2) 茅部神社の桜並木」
今回は、これで終了とさせていただきます。
くまドンのブログに訪問していただき、ありがとうございます。
現在、「名所江戸百景」の残分と、「兵庫・鳥取・奈良の城」の続きと、「大山・蒜山高原」の話が3パラ状態になってブログ作成能力を超えてしまっています・・・(汗)。
遅々として進まず、申し訳ありませんが、「くまドン」にも色々と用事がありますので、ご容赦ください。
7月前半は不在の日が多いので、申し訳ありませんが、当分コメント不可になります。
ブログは簡単に作れるのを中心に適当な間隔で、自動更新にさせていただきます。
次回は、東京の七夕が近づきましたので、昨年・撮影した写真を短く入れさせていただきます。
日本プログ村に参加しています。良ければ、「ポチッ」応援お願いします。(携帯からは無効ですので、不要です。)