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名所江戸百景036 第102景 蓑輪金杉三河しま 都電とバラ(1) 

2013-05-20 19:00:45 | 名所江戸百景
こんにちわ、「くまドン」です。

 今回は、都電荒川線のバラの撮影です。

【開花情報】
 都電沿線の例年の開花時期は以下の通りです。平成25年は、5月20日現在、バラは見頃を迎えています。
  春 5月中旬から6月中旬
  秋 10月中旬から11月上旬


車両に「7031」と書いてあるので、現行の都電では一番古いタイプの7000形です。

【5月のイベント情報】
 都電車内にバラの装飾を施した特別電車「都電バラ号」を運行しています。
  車両 : 都電荒川線9001号(赤いレトロ車両)
  運行期間 : 平成25年5月3日(金)から平成25年6月2日(日)
 沿線では、バラのイベント「大塚バラまつり」(5/12~5/26)も開催されます。
(絵画調)


【撮影のお得情報】
(1)都電一日乗車券 / 都電IC一日乗車券 :大人400円/小児200円
  都電車内で販売しています。売り切れになる場合もあるそうです。
  都電荒川線を1日に限り何回でも乗車可能です。
  「都電一日乗車券」を提示すると、以下の沿線の施設で割引などの特典があります。。
   (注意)都電IC一日乗車券では、対応しておりません。
    あらかわ遊園(入場無料)
    飛鳥山博物館、紙の博物館、渋沢史料館(以上3館、入場料割引)

(2)都営まるごときっぷ(1日乗車券) :大人700円/小児350円
  都営の駅の自動券売機や、都電車内で販売しています。
  都営地下鉄、都バス、都電荒川線、日暮里・舎人ライナーを1日に限り何回でも乗車可能。
  深夜バスは差額(大人200円、小児100円)が必要です。

 前回の続きで、「くまドン」が都電の王子駅で電車を待っていますと、タイミング良く「バラ号」がきました。下の写真はバラ号の車内です。


 そのまま、最後の「三ノ輪橋」(みのわばし)の停留場(ていりゅうじょう)まで行くのかと思いましたが、三つ先の停留場「荒川車庫前」(あらかわしゃこまえ)で、下の写真の都電の車庫に入ってしまいました。
 「くまドン」は一日券でしたので、問題はありませんでした。

 一番、左奥の下が赤茶色の電車が「バラ号」(9001号)です。真ん中は8500形、右は8800形です。

 「くまドン」は都電と言っても、先頭の写真にあった緑の線が入った古い車両を思い浮かべますので、種類の多さには驚きました・・・・・・・
 「くまドン」は電車の事はあまり知らないので、調べてみた所、現在の都電の車両は現在4つの型に分かれていることが分かりました。通常は車両の前に番号がついています。

(1)7000形電番:
 現行車両では、一番古いタイプの車両ですが、更新されているので、今でも20台程あります。
(2)8500形電番:
 7000型・7500型の老朽化により、1990年(平成3年)より増備されましたが、財政面の関係で余剰車両を増やさないように5両で打ち切られました。
(3)9000形電番:
 昭和初期の東京市電をイメージしたレトロ車両として、2007年(平成19年)に運行開始した車両(9001号、1台のみ)。もう一台色の異なるの9002号があります。
(4)8800形電番: 
 2009年(平成21年)に運行開始した車両です。色はローズレッド(バラのイメージ色、5台)・バイオレット(2台)・オレンジ(2台)・イエロー(1台)の5色10両が存在します。従来の車両に対して2割の省エネで走っているそうです。


 荒川車庫は、「都電おもいで広場」があり、都電の旧型車両2台が展示されています。車内展示もあり。
 入場無料、開場時間は、土・日・祝日の10:00~16:00(振替休日含む) 年末年年始は休み。


 「荒川車庫前」と、次の「荒川遊園地前」の付近は、沿線沿いにバラが多く植えられていて、写真は撮り易いです。


【8800型の都市伝説】
 東京の路面電車として残った、都電荒川線と私鉄世田谷線のいずれも、黄色の車両は1台ずつしかない為、見つけると幸せになれるとの都市伝説ができてしまい、2011年11には、キャンペーンが開催され、「幸せのクイズラリー」が行われる事態となりました。
 「くまドン」が見たのは、ローズレッドとオレンジだけだったので、残念ながら、写真でイエローをお見せできません。

(絵画調)


【都電荒川線】
 明治36年に、都電(正式名称は東京都電車)になる前は、東京馬車鉄道(とうきょうばしゃてつどう)として馬車を軌道上で走らせていました。当初は日本初の私鉄だった。明治44年に東京市営となりました。
 都電は、昭和30年頃までに、東京23区内に多くの路線が道路を走っていましたが、道路を走る自動車の数が増えてきて、交通の障害になることと、赤字経営の為、昭和30年代~40年代に、そのほとんどが廃線となりました。

 昭和47年に、現在の荒川線のみが1路線の残って存続されることになりました。(正確には2路線を1路線にまとめて残した。)
 存続理由は以下の通りです。
 (1)路線の大半が専用軌道(せんようきどう)であったこと。交通の障害にあまりならない。路線の管理も楽。
 (2)利用客が多く、黒字が見込めた上に、利用している沿線住民が存続を強く求めた。
 (3)道路の併用区間である明治通り(めいじどおり)の渋滞がひどく、定時運行可能な都電が有利だった。
というわけで、奇跡的に残った都電荒川線です。

(絵画調)

 発車前に、ベルを2回鳴らしていたことから「チンチン電車」の愛称がついていました。現在でも、自動式になりましたが、同様にベルの音2回分を疑似的に出して走っています。

 この都電荒川線のバラの風景は、地域住民の努力によって造られたという点が、「くまドン」の興味を引きました。

 この写真を、広重の名所江戸百景「第102景 蓑輪金杉三河しま」に対応する「くまドン版」の景(確定)とさせていただきます。

 下の絵は、広重の名所江戸百景「第102景 蓑輪金杉三河しま」ですが、説明は次回とさせていただきます。



 長くなりましたので、今回はこれで終わりとさせていただきます。
 次回は、今回の話の続きです。


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