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中川除町界隈~装飾ではなく本質の美しさ @ 『雅乃』


桜橋と犀川大橋の間の片町側の道路は「犀星のみち」と呼ばれているそうです。その通りから少し住宅街に入ったあたりに この『雅乃』さんがあります。今回3年ぶりに伺いました。(前回は こちら )。

 時折しも クリスマスの週末。世の人々はフレンチレストランに向かっているでしょうか。でも日本人はクリスマスだって、やっぱり「日本料理」ですよねえ。

 タクシーで伺いましたが、店の入り口周りが 前回と違っています。入り口が二つあるのでどちらに入ればいいのか??でしたが。左側の引き戸を開けると、女将さんがお出迎え下さいました。前回は2階のお部屋でしたが、今回は増築した部分の個室です。女将さんに伺うと、昨年増築したそうです。お座敷ですが椅子とテーブルです。あまりに部屋が新しすぎて、かえって落ち着かないです。小生 根っからの貧乏性です。はい。

この『雅乃』さん、東山や主計町の店みたいに、「古民家」をウリにしているわけではありません。店自体は普通の建物というか民家です。あくまで料理で勝負する店ですね。

 予約の電話を入れた時に「一人10000円でお願いできましょうか」と聞くと、大将は「手前どもでは、13000円からご用意させていただいております!!」とのきっぱりとしたお返事。わかしましたよ~ では13000円の日本料理を堪能させて頂きましょうか。

 品数はそれほど多くありませんが、料理のどれもが、その味付けと、素材のよさがビンビン伝わってきます。「量より質」「装飾より本質」って感じです。見た目は「なんとか映え」する料理ではないので、人によっては「地味」と思うかもしれません。しかし「極めた料理」は、かくも人の心に響くのかということを、実感します。

 酒は、新潟から福井までの比較的名の通った銘柄が用意されています。

 この日は 13000円のコース✕2、日本酒1合✕4種で 〆て32400円でした。大変満足しました。

 また来年のクリスマスには 伺いたいです。
 

 
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