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小生のような無粋者には 居心地が悪かった



  この店に、2ケ月ぶりに伺いました。前回同様に入店すると即座に「いらっしゃいませ、手の消毒お願いします!」との掛け声が店の奥からかかります。それはいいのですが、ペーパータオルが設置されていないので、自分のハンカチで手をふくことに。これせっかくの手洗いが台無しになりませんか?

 この日は寒い雪の日だったので眼鏡が曇ります。手洗い後めがねをハンカチでふいた後、カウンターの空いている席に座ろうとすると「こちらの席でお願いします!」と大将。見るとたしかにカウンター右端に箸が用意されています。手洗い場で眼鏡ふいている間にセッティングされたのだと思いますが、そんなこと知りませんでした。失礼しました。

 コートとカバンをカウンター席の後ろのフックに掛けました。「通路が狭いので、お荷物はカウンターの下にお願いします!」と大将。カウンター下をのぞき込むと、たしかに荷物置き場的な棚が設えてあります。そんなこと知りませんでした。失礼しました。

 今日も「蕎麦点心」をお願いしました。あとは満寿泉の熱燗1合です。相変わらずおいしいですね。旬彩3種のあとの選択メニューは「かき揚げ」をお願いしました。しかし、しばらくしてバイトのお姉さんが持ってくれたのは「そばがき」。

 「えっ そばがき頼みましたっけ?。あっ ああ~ きっと僕がそばがきって言ってしまったんですね。すみませんでした。じゃ そばがき頂きます」といって受け取りました。これ、選択メニューの注文の時、本当は「かきあけ」ではなく「天抜き」と言わなくっちゃいけなかったんですね。言ったつもりが「かきあげ」と言ってしまったので、「かき」つながりで「そばがき」が登場したってことですね。まあ頭で意図したことと、実際の言葉が食い違うって、老人にはよくあるはなしです。大変失礼しました。

 〆の蕎麦は、大将が「そばはざるそばでよろしかったでしょうか」と聞いてきます。これ前回はざるそばだったので、そのことを覚えてくださっていたんですね。でも今日は雪の寒い日だったので、本当は「かけぞば」と頂きたかったのですが、思わず「はい ざっ ざるでお願いします」と言ってしまいました。こんな小心者の僕を、許してください。

 奥の4人掛けのテーブル席ではセレブ(もう死語?)ってぽい男女4人が大声出しながら大盛り上がりです。こちらのカウンター席までエアロゾルが漂ってきそうです。

 そのグループ客への料理が出来上がっても、テーブルまで運ぶ前に厨房で、料理の「渋滞」がおこってしまいます。前回訪問時に新人さんの教育係をしていた先輩お姉さんに、大将から「自分で運んでください!」と声が飛びます。つまり「(客への料理を)俺に運ばせるな」という事ですかね。

 でもそれって客に見えないことろでしてくれないかなあ。蕎麦職人を目指す弟子ならいざ知らず、普通のバイトのお姉さんが大将から叱られている光景を見ながら酒飲みたくないなあ。あっそんなこと思うこと自体が「粋」じゃないのかな。大変失礼しました。

 今日の会計、蕎麦点心(2100円)+酒1合(800円)=2900円也 と思ったんですが、大将は「3000円頂きます」とお告げになります。前回訪問以降の2ケ月間で、値上がりしたのかな。大変失礼しました。(わさびは注文してません。念のため)

 ことみな左様に、無粋な田舎者の小生には 居心地の悪いひとときでした。はい。












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