以前、リアルかデフォルメかの二元論には陥らないほうがよいという話をした。
今回もリアルについて考えてみたい。
その前に、言葉の意味を整理したい。
リアルとは、「本当の」とか「現実の」という意味。
リアリティとは、現実味という意味。
リアリズムとは、写実主義のこと。
似顔絵はリアルである必要はないが、リアリティは必要なのかもしれない。
現実味は、輪郭をはっきりさせるとか、影を落としてみるなど、リアルと呼ばれていない似顔絵にも必要な要素である。
ところで、リアルかデフォルメかの二元論に陥ってしまうのなら、リアルをリアリティと言い換える方法が考えられる。
リアリティとデフォルメは、対立軸ではない。
現実味のあるデフォルメもあり得るからだ。
現実味というのは、似ているという要素にも関わってくる。
リアルを毛嫌いするあまりに、似ていない似顔絵にならないようにしたい。