自分なりに似顔絵の描き方を見直したり、論じてみたりして、このアリ地獄のような抜け出せない状態を打開したいのですが、難しいです。
「似ている」似顔絵で一番楽なのは、「写実・リアリズムをくずすこと」です。
下手をすれば、崩さなくても、「似ている」と言ってくれる人もいるでしょう。
けれど、もう一つの違った似顔絵、「イメージを描くこと」で表現する似顔絵があると思うのです。
ここで言うイメージは、誰でも共通の客観的なイメージではなく、個人的な主観的な想像をさします。
もちろん、主観的ですから、「似ていない」と思う人も出てきます。
しかし、その分オリジナリティーのある似顔絵になっていると思います。
それをどうやって描くのかが、分かりません。
私の見立て違いで、写実をくずしたり、誇張したりして描いているのでしょうか?
私が見て思ったのは、そのようなイメージのある似顔絵は、アウトサイダーアート・アールブリュットに近いのではないか。
そう思い、危険なオートマチズム(自動記述)に手を出したり、ユングの無意識を勉強して、その状態から、絵を生み出そうとしてみたりしました。
でも、その似顔絵のほとんどは、山藤章二先生だけではなく、誰にも受け入れられないものでした。
分析すれば、「似ている」ということが、主観ではなく客観でなければならないからだと思います。
ところが、似顔絵塾の似顔絵でさえ、「似ていない」と思う人もいるでしょうし、万人が「似ている」と思う絵は、リアリズムに飲み込まれてしまう気がするのです。
「シゴトカン/中谷よしふみ」に記載されている、なかのヒデアキ氏の言葉を借りれば、
「不気味の谷現象」(実像に近すぎて、気持ちが悪くなる現象(私の勝手な解釈です))
に陥ってしまうと思うのです。
でも、逆にアウトサイダーな実像に遠すぎても、「不気味」であり、見る人を選んでしまいます。
正直なことを言うと、色々な描き方を学んできましたが、どれも飽和状態で行き詰まっています。
詳しく言うと、脳みその使う部分がバラバラで、連動性が悪い。繋がっていかないのです。
「描いた似顔絵を公開する」というのも、問題があるのかもしれません。
客観性は得られるのですが、主観的な似顔絵が描きにくい。
自分なりにまとめると、どんな描き方だろうと、「似せられない時期、似ていない時期」というのがあると思うのです。
それを怖がっては、今のまま、何も変わっていかないのかもしれません。
万人が「似ている」と思う描き方を知ってしまったとき、それに頼ってはいけないのかもしれません。
それは、先人の似せ方であって、私の似せ方ではない。
オリジナリティー、独創性がない。
なんとか、打開しなければと思っています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/78/14f20eb27619ad8b60b52e58c5147995.jpg)
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「似ている」似顔絵で一番楽なのは、「写実・リアリズムをくずすこと」です。
下手をすれば、崩さなくても、「似ている」と言ってくれる人もいるでしょう。
けれど、もう一つの違った似顔絵、「イメージを描くこと」で表現する似顔絵があると思うのです。
ここで言うイメージは、誰でも共通の客観的なイメージではなく、個人的な主観的な想像をさします。
もちろん、主観的ですから、「似ていない」と思う人も出てきます。
しかし、その分オリジナリティーのある似顔絵になっていると思います。
それをどうやって描くのかが、分かりません。
私の見立て違いで、写実をくずしたり、誇張したりして描いているのでしょうか?
私が見て思ったのは、そのようなイメージのある似顔絵は、アウトサイダーアート・アールブリュットに近いのではないか。
そう思い、危険なオートマチズム(自動記述)に手を出したり、ユングの無意識を勉強して、その状態から、絵を生み出そうとしてみたりしました。
でも、その似顔絵のほとんどは、山藤章二先生だけではなく、誰にも受け入れられないものでした。
分析すれば、「似ている」ということが、主観ではなく客観でなければならないからだと思います。
ところが、似顔絵塾の似顔絵でさえ、「似ていない」と思う人もいるでしょうし、万人が「似ている」と思う絵は、リアリズムに飲み込まれてしまう気がするのです。
「シゴトカン/中谷よしふみ」に記載されている、なかのヒデアキ氏の言葉を借りれば、
「不気味の谷現象」(実像に近すぎて、気持ちが悪くなる現象(私の勝手な解釈です))
に陥ってしまうと思うのです。
でも、逆にアウトサイダーな実像に遠すぎても、「不気味」であり、見る人を選んでしまいます。
正直なことを言うと、色々な描き方を学んできましたが、どれも飽和状態で行き詰まっています。
詳しく言うと、脳みその使う部分がバラバラで、連動性が悪い。繋がっていかないのです。
「描いた似顔絵を公開する」というのも、問題があるのかもしれません。
客観性は得られるのですが、主観的な似顔絵が描きにくい。
自分なりにまとめると、どんな描き方だろうと、「似せられない時期、似ていない時期」というのがあると思うのです。
それを怖がっては、今のまま、何も変わっていかないのかもしれません。
万人が「似ている」と思う描き方を知ってしまったとき、それに頼ってはいけないのかもしれません。
それは、先人の似せ方であって、私の似せ方ではない。
オリジナリティー、独創性がない。
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ヤングなでしこジャパンの田中陽子選手の似顔絵を透明水彩絵の具で描いてみました。
>水彩画描けるの、羨ましいです!
というコメントを頂きました。
けれど、水彩画はそんなにハードルの高い道具ではないと思います。
自己流の描き方ですが、順をおって描いていきたいと思います。
水彩絵の具というと、クレヨンの次に使う道具ではないでしょうか?気負わずに描けば、誰でも(ほぼ)使えると思います。
1)下絵を鉛筆で描く
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/09/94a1c4501aa6cdf507455aec7369a375.jpg)
※慣れてる人は、そのまま下描きなし彩色に入ってもいいでしょう。
2)下地を塗る
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/fc/549f72835274be77fbf309bf514036b4.jpg)
3)乾いてから上から塗る。乾いてから背景にぼかしを入れる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/d1/0d5594b799ac93759c4e52819c87b4fb.jpg)
ぼかしは、水塗り用と、絵の具塗り用と筆を二本使うと楽です。最初に水塗り筆で水を塗ってから、絵の具をたらします。
背景の色を図にも入れると良いかもしれません。反射光に見えるのと、画面に色調の調和が見えます。
4)濃い部分を描いていく
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/34/d2cff84294a7dfb7f868611d0daad94b.jpg)
面倒なので、三色+白しか使っていません。固有色にこだわらず描くと、面白くなります。
※目の位置が似ていないので、水とティッシュを使って、消して、修正しています。
5)ホワイトを入れる
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/37/e832786f3b3900db57e714d487219280.jpg)
目の光などを、不透明水彩の白で入れます。デジタル化する場合は、4)の時点でスキャンし、デジタルペインティングしてもよいと思います。
6)スキャンして、補正して完成!!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/0a/a3db5f27bba8875ad537d874e94582bb.jpg)
※スキャンしただけだと、くすんで見えたりするので、明度と彩度を上げたり、白い部分を部分選択して真っ白にしたりするのもよいかもしれません。
似顔絵なので、できるだけ手数が少ないほうがタッチが見えて面白いと思います。
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