弥陀二尊板碑
赤松の大木の根に巻かれて建っているのは花崗岩の板碑で正面の角形に彫り込んだ内に浮彫りにされている石仏は、蓮座に座る二体の阿弥陀如来です。その下に磨滅していますが、次の通り三行の銘文が刻まれています。
為弘阿弥聖霊
願主 尼蓮性
貞治3年8月3日
在俗出家夫婦の妻蓮性が亡夫弘阿弥の菩提を弔い、後生安楽を祈って建てたものかと思われます。貞治3年は1364年南北朝時代の後期で、以来数百年の風雪に耐えた尊貴な石仏です。 西京区 一参拝人
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