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神社久御山0164 若宮八幡宮 京都府登録有形文化財

2019年04月11日 06時52分17秒 | 神社

 

 

 

京都府登録有形文化財

若宮八幡宮本殿 一棟

三間社流造 銅板葺 室町時代後期 平成7年3月14日登録

現在の本殿は、三間社流造、銅板葺で向拝を付し、江戸時代中期に建てられた覆屋内にある。向拝の打越垂木などは面取りでかなりの反りをもち、三斗の組物も大面取りの伸びやかな姿をしている。また、向拝中央間ののみ竜と笹を意匠とする蟇股を置いている。

本殿の建立年代については、永正6年(1509)の「若宮八幡宮上葺置文」及び天文19(1550)の棟札に屋根葺替が行われたとあり、向拝の組物、桁、垂木等の形式手法からみて、室町時代後期に遡るものと思われる。

本殿は、山城地方の神社の中でも室町時代後期の用材を多く残した本殿として貴重であり、中近世における修理の経過も棟札から判明でき、当時の村落における鎮守の存在形態を知ることができるものとして注目される。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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