明治21年(1888)創立の電力会社「京都電燈」は、京都・福井地域を中心に発電・配送電事業を行い、両地域の近代化・産業振興に大きく貢献しました。高野水力発電所は、同社が明治33年(1900)に完成させた水力発電所で、八瀬秋元町内の高野川から取水、この地点まで水路で送水して、約27mの高低差で水を落とし発電を行っていました。この発電所は昭和41年(1966)に廃止されましたが、取水水門跡や水路跡は京都近代化の貴重な遺構のひとつです。
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