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石碑左0162  若山牧水と本覚院

2018年04月08日 09時42分01秒 | 石碑

 

 

旅と酒の歌人、゛若山牧水゛は大正7年5月に登叡。この西塔 ゛本覚院゛に一週間滞在し、選歌や原稿をつづりて山に遊ぶ

比叡山の

古りぬる寺の木がくれの

庭の筧を聞きつつ眠る   牧水

 

当時の゛本覚院゛は荒れ果て伊藤孝太郎という寺男が独り住む。牧水と寺男は夜ごと杯を傾けてお互いの人生を語りあった。

 

若山牧水(明治18年~昭和3年)

宮崎県東郷町出身。旧制延岡中学~早稲田大学。歌誌「創作」を編集。生涯約6900首を詠む。「牧水歌碑」は全国各地に約200基を数える。

 

本覚院

現在は「学寮」の名称で一般公募の修行僧の宿舎となっている。「庭の筧」は今も残る。

 俗に「西塔のお大師さん」とよばれ、元三大師像を祀る。像は右手に珠数をもち。左手に独鈷をもって座し、数多い元三大師像のなかでも優れているといわれている。当院より出される護符は、「角大師」とよばれ、悪疫・除難に霊験があるといわれ、古くから信仰されている。

 

 

石碑 前回の記事 ➔  石碑左0161  元三大師得度之霊跡

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