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本願寺 北山別院  聖水・影向石

2015年12月14日 00時16分13秒 | 寺院

 

聖水山と号する浄土真宗(西)本願寺派京都四箇別院の1つ。親鸞上人ゆかりの寺として知られています。この地はもと比叡山三千坊の1つ、養源院のあったところといい、青蓮院で得度した親鸞はここで1年余りにわたって修学し、後に叡山へ上ったと云われ、これに因んで御里坊といわれる。その後、建仁元年(1201)上人が六角堂へ参籠の途次、当院境内の井水に身を清めたといわれる。この由縁で、本願寺9世実如上人のときに復興沙汰。はじめ天台宗に属したがのち禅宗南禅寺や浄土宗十念寺の末寺となり、寛文年間(166173)にはその所属をめぐって廃寺にもなったことがある。延宝年間(167381)幕府の允許により、再興をみとめられ、真宗養源寺と称し、本願寺別院となった。現本堂は昭和56年の再建。本尊阿弥陀如来像を安置する。

鐘楼

 

 

 

 

 

本堂   聖水山 の扁額

 

大正天皇御手植之松

 

 

御聖水 

御聖水  と  影向石

聖徳太子影向石

親鸞上人がある夜、夢中に聖徳太子が影向し、上人に生極楽の要文をさずけた。これより上人は他力本願の一流をひろめた。この石はそのときの太子影向石だといわれています。

 

御聖水

この湧出する水を「ご聖水」と名づけています。その由来は、浄土真宗の御開山 親鸞聖人が比叡の山より、六角堂の救世観音に百日間の参籠をなされた際この地に杖をとめられて、往きにはこの水で心身を清められ、帰りにはしばしご休息の後草履の紐を締めなおされて雲母坂の険路に向かわれたという深いご因縁のある井水です。隣接する影向石と共に聖人の求道時代の消息を伝え、若き日の聖人を偲ばせて戴けます。当寺山号の聖水山もこのことに由来するものです。

 

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