聖光寺
錦綾山と号し、浄土宗鎮西派に属する寺である。寺伝によれば、当地には平安時代後期、仏師康慶の居宅があり、その後園に浄土宗第二祖聖光房弁長(鎮西上人)の草庵があったといわれている。弁長はここから8年間、法然上人の許に通い、浄土宗の法灯を受け継いだと伝えられている。当寺は元久元年(1204)弁長の帰郷に際し、康慶がその別離を悲しみ、弁長自身の真影をこの草庵に奉安し、聖光庵と名づけたことに始まるといわれている。本堂には、鎌倉時代の作と伝えられる嵯峨式釈迦如来立像を安置し、寺宝としては清海曼荼羅、当麻曼荼羅の二福を蔵している。また、境内には大石良雄の母と、綿屋善右衛門好時(天野屋利兵衛)の墓がある。 京都市
文政10年 (1827)
開運地蔵菩薩
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