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寺院西0512  千光寺・大悲閣

2018年12月10日 16時19分59秒 | 寺院

正しくは千光寺といい、黄檗宗に属する。嵐山の中腹にあって、保津川を見下ろし、対岸の小倉山をへだてて京都市中をのぞむことができる。当寺は慶長年間(1596~1615)保津川をきりひらいて舟や筏を通した角倉了以が、工事のために協力した人々の菩提を弔ううために創建した寺で、観音の慈悲をたたえて大悲閣と号したのが起こり。本堂には千手観音像を本尊とし、脇壇には右手に石割斧をもち、太い縄の円座の上に片膝を立てて坐した法体姿の了以像(江戸時代)を安置する。狭い境内には了以の嗣子素庵が建立し、林羅山が撰文した「河道主事嵯峨吉田了以翁碑銘」と記した顕彰碑があり、またそのそばには嵐山山頂ににあった無窓国師の座禅石とつたえる大きな石がある。 

 

 

 

 


保津川

 

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