今日は、
台南で、日本人にとても人気がある小籠湯包の店、
”上海華都”
について、簡単に紹介する。
このミセのロケーションは、民権路2段の、公園路との交差点の近くで
剣橋飯店、華光飯店など、日本人がよく泊まるホテルからも
歩いて すぐ来ることができて 便利な場所だ。
日本のガイドブックとかには、まだ載っていないみたいだが、
台南のことを 紹介している 日本のインターネットのサイトでは、
「 台北の ” 鼎泰豊 ” より、小籠湯包がおいしい。 」
- として、かなり広く 取り上げられていて、
このミセには、いつ行っても 日本人客が ( 台湾人客も ) 沢山来ている。
そういうことで、久しぶりに 小籠湯包の話を書く。
小籠湯包については、
今回を含めて、あと2~3回で まとめてしまうつもりなんで、
見逃さずに 読んでおいてくれ。
それと、呼び名についてなんだが、
” 小龍包 ” と言うと、なんだか 北京とか 大陸の北の方で作られている
” 小さい肉まん ” みたいなヤツ の感じがするので、
今回以後は、この ” 上海名物 ” については、台南での一般的な呼び方
” 小籠湯包 ” に統一することにする。
上が、超有名店 ” 鼎泰豊 ” よりおいしい
- という評判の 上海華都の 小籠湯包だ。
ここのミセの特色は、
小籠湯包を蒸すときに、セイロに敷く、くっつき防止の紙 の下に
” 松葉 ” を敷いておいて、蒸すことだ。
--- ここから、コメントをもらって、後で書き足した部分 ---
オレは、長いこと このミセに来ているが、
「 何故、松葉を下に敷いて 小籠湯包を蒸しているのか? 」
について、気になりながらも、はっきりとは 確認したことが 無かった。
だが、今回この記事をUPした時に、
「 何故? 」
という素直な疑問が、コメントで寄せられた。
オレも、知りたい点だったので
たまたま、このミセに行くことになった
ローカル調査員の ” ツェンやん ” に頼んで、
直接ミセに 理由を訊いてもらった。
( オレ自身は、今日から 新竹に出張に来ているので、ミセに行けなかった。 )
結果は、
「 松葉を敷いて 蒸すことで、小籠湯包全体に 風味をつけるため。 」
と、いうことだそうだ。
ツエンやんは、粘って
「 松葉を敷いただけで、本当に風味が変わりますか? 」
と、突っ込んだところ、ミセの人は笑いながら、
「 敷くのと敷かないのとでは、確かに 食べたときの感じが、違いますよ。 」
と、答えてくれたそうだ。
これで、疑問をは解けたみたいだ。
今度は、オレ自身で実際に食べに行って、
松葉による風味の違い - っていうのを 確認することにしよう。
上海華都の人、ツェンやん、 協力ありがとうー!
------ 後で書き足した部分 おしまい ----------
だから、このミセの 小籠湯包のことは、別名
” 松針小籠包 ” という。
( 一番上の写真の カンバンの所を みてくれ。 )
このミセの 小籠湯包は、確かにウマイ。
オレも、
「 ” 鼎泰豊 ” よりもウマイみたいだなぁ。 」
と思っている。
皮は、薄くて味がよく、
中のアンも 肉のうまみが よく感じられて、
ちょっと濃いめの味付けが 日本人の嗜好に よく合っている。
中に入っている 湯 ( タン ) の量も すごくいっぱいある。
しかし、
今後の回で 報告する、オレの
” 台南小籠湯包ランキング ” で、
このミセは、1位には ならないだろう。
その理由の全てが、上の写真に表れている。
つまり ここには、
以前 ” 同心園 ” の時にも 話したこと、
” 蒸し時間 ” - の問題がある。
判りやすく、もう一度、説明をすると、
このミセの 小籠湯包は、
注文を聞いてから 蒸し始めるのでなく、
あらかじめ蒸してあるものを、客に出しているんである。
だから、時によっては、
上の写真みたいに、
蒸しすぎで、皮がだれて、下面が平らになってしまった
- ようなものが、出てきてしまうことがある。
客がすごく多いので、
もし、注文を受けてから蒸したとしたら、とてもサービスが追いつかないだろう。
- とは思うが。
それと、オレが残念に思っている点が、もう一つあるが、
それは、
” 小籠湯包以外の料理が、まぁ 普通程度だ ”
っていうことだ。
色々メニューが豊富で、どれも悪くないんだが
いまいち、小籠湯包ほどの ヒットが 見当たらない。
以下には、なかでは、相当おいしい とオレが考える
小籠湯包以外のメニューを 一部紹介する。
左上の写真は、
小籠湯包を食べるときの 必須アイテム
” 酸辣湯 ( サンラータン、酸っぱくて辛いスープ ) ” だ。
一人でミセに来たときは、
小籠湯包と、こういう ” 湯 ” を頼むのが普通だ。
もし、おなかがとてもすいているなら、
右上の写真の、
” 開陽白菜 ( カイヤンパイツァイ、白菜の小エビ出汁味煮込み ) ”
の様な、野菜類を頼むのも良い。
上の写真は、
” 魚香蟹腿 ( ユイシャンシェトイ、ワタリガニの足のマーボー味 ) ”。
元々は、四川料理だが、ここでも食べられる。
ピリカラ味が なかなかウマイ。
以上が、
” 上海華都 ” に関する紹介だ。
その実力のわりには、結構厳しくみえる 評価になってしまったが、
依然、ここが、
日本で食べる ” 小龍包 ” なんかとは、次元の違うもの
- を提供し続けてていることは、オレが保証する。
もし、台南に来ているのに、行ったことが無い人がいたら、
絶対行った方が良い。
最後に、こういうミセでの 注文の仕方について、少しだけ書いておく。
よく、日本の客がやっていることだが、
” 小籠湯包をおかずに チャーハンを食べる ”
みたいな 頼み方をするのは、少し注意が必要だ。
というのは、台湾では、
小籠湯包も、チャーハンも、主食として扱われているものだから、
( 特に 小籠湯包は、” 朝ご飯 ” っていうイメージがあるし )
この二つを 合わせて注文すると おかしな感じになってしまうからだ。
もちろん、
「 自分の金出して食うんだから、好きなもの食わせろ! 」
っていう考え方は、 それはそれで、正しい。
でも、
もし 日本の食堂で、
” お茶漬け をおかずにして ざるソバ を食べている アメリカ人 ”
を見たら、みんなは どういう風に 感じるだろうか?
要は、
” 小籠湯包 + チャーハン ”
で、メシ食ったって 全然かまわないんだけど、
ただ、台湾で、そういう注文の仕方をすると、
まわりの席に座っている 台湾の人からは、
” お茶漬け をおかずにして、ざるソバ を食べている アメリカ人 ”
みたいな風に 見られてしまう 可能性がある。
- と、そういうことだけ 知っておけば、
それで良いのサ。
一昨昨日のヒット数 - 312
一昨日のヒット数 - 402
昨日のヒット数 - 378
一昨日は、ウェイトと 5kmのラダーインターバルをやりました。
昨日は、月曜日なので 練習は休みでした。
今日は、ウェイトと 成功大学のトラックで 12km位流して走りました。
NIKE国道レースまで、あと42日。
次回は必ず、行ってみようと思います。
さて、いつのことになりますやら、、、
大丈夫です。
今日2007年5月11日時点で上海華都は立派に営業しています。
そしてこの店がつぶれることがあるとすれば、
その前に
台南の飲食業の店の90%が先につぶれているはずです。
安心して出かけてください。
kool_tada
先日、台南に遊んでおいしいものをたくさんいただき
また、ぜひとも来たいと思ったものです。
ところで、「GOGO台南」というブログでもこのお店の紹介があったのですが、台南市のHPを調べても
ここが掲載されていないのです。
この記事も2年前のですよね。もしかして、もう
なくなってしまったのでしょうか。
meiryo さんがお食べになったものは、多分 ” 烤鴨挟餅 ” ではないでしょうか。
蒸した小麦生地に、家鴨の肉、きゅうり、たまねぎ、薄い揚げせんべいを乗せ、甜メン醤と辛醤をぬってから、くるっと巻いて食べるものです。
” 庶民的な北京ダック ” という感じで、あの北京ダックの皮のパリパリ感を、揚げせんべいが表現しているみたいです。
一つ普通35円、三つなら100円で売っています。
近々、夜市シリーズの3回で、” 大東夜市 ” の紹介をしますが、あそこには2軒の烤鴨挟餅屋さんがありますので、そのときに写真入りで紹介しましょう。
同じものだと判りやすくてよいですね。
違う物のようでしたら、また御連絡ください。
草々
水仙宮という廟は、市場のど真ん中にあったのでビックリ! それにしても台南の市場はすごい活気ですね。午前中だけのようなのでシンドイとは思いますが、機会があればぜひ取り上げてください。
土曜の夜、冷たい風雨で夜市散策を断念しホテルの部屋で単身酒宴。仕舞い支度をしている近くの露天で、酒菜になりそうなものをテキトーに買ったのですが、その中で旨かったのに名前がわからないものが…。
肉と野菜を薄目の生地でくるんだもので、パリパリサクサクのシート状の揚げ物が、いいアクセントになってました。
購入場所は、民族路(公園路と中山路の間)です。名前に「鴨」と「餅」の字がついていたような? 正体がわかったら教えてください。
上海華都の小籠湯包は、蒸したてであることはマチガイないのですが、蒸しはじめてからの時間が、ちょっと長すぎるものが 出てくる時があるのが残念なように思います。
でも、おいしいことには違いありません。
作業服の人たちは、この近くのホテルに泊まっている出張の人だと思います。
奇美、UMC、Hannstarのような半導体と液晶関係のマシンを扱っている会社の人と、
台湾新幹線の関係の人達で、皆さん台南科学工業園区周辺のお仕事をされて居られるのだと思います。
ただ、今年の後半とか来年になると、ITサイクルも下降期にはいり、新幹線も完成してしまうので、多分居られる方たちの数は少なくなっていくのでは無いでしょうか。
草々
以前、一度年末にコメントをしたsiestaです。お久しぶりです。
上海華都何度か行ったことあります~。
ついつい小籠湯包を食べてしまい、おいしいとは思うのですがkool_tadaさんのおっしゃる通り、蒸したてではないのが残念ですね。松葉を置いて蒸しているのは初めて知りました。ホント、このブログは勉強になります。
このお店、作業服を着た日本人の方をよく見かけますが、この辺で働いている日本人の方は多いのでしょうか?プユマホテルでも同じような作業着の日本人の方が大勢泊まっていました。日本語メニューやチャーハンなんかもあるので、なんとなくホッとするのかなぁ・・・。
なんだか思わぬお手数をお掛けしました。
でも疑問が解けて気持ちが良いです(笑)
私アジア圏の、葉っぱや植物の皮で食べ物を包んだり
直接生地に混ぜ込んでしまうといった「葉っぱ使い」にとても興味があるのです。
松葉は日本料理でも銀杏に刺したりするけど、あくまで飾りですよね。「風味として松葉」・・・小龍湯包を作ったら、庭の松葉を敷いてどんな風味が出るのか試してみようと思います。
これからもどうぞよろくしお願いします。
しなのきさんのご質問、
「松葉の意味はなにか?」
- は、実は kool_tada も前から疑問に思っていたことです。
勝手に想像していることはありますが、それを書くわけにもいきませんので、
明日の午後にでも、ミセの方に行くか、電話をかけるかして、聞いてみます。
結果は、BLOGの記事の方に修正を書き加えておきますので、
明後日にでも、もう一度読んでみてください。
そうなんですね!皆で一緒に楽しみながら一つのブログを作っていくなんて、何だかステキですね・・・。
では、そういうつもりで、これから少しづつ過去記事もゆっくり読ませて頂きますね。
でも、この松針小籠包の敷き松葉の意味は何でしょうね。単なる香り付け?それとも香り付け&笹蒸しのような消毒の意味とか・・・食べた感じは、松葉の香りがしたりするのでしょうか。すごく気になります。
コメントありがとうございます。
前に記事でも書いたんですが、kool_tada のBLOGは、実は一人だけで書いているのじゃあないんですねー。
何人もの台南ローカルのブレインが、資料を調べてくれたりして助けてくれて、やっとできているんですよ。
今後も、もっともっと面白いものにしますので、
お時間があるときには、是非お立ち寄りくださいね。
美味しそうな物がすごく沢山紹介されてて、何処から読ませて頂こうか考え込んでしまいそうです。
以前台北に一度だけ行きましたが、滞在日数も一週間でしたし、料理も本当のさわりだけで、とても物足りないのでした。
でも、台湾には美味しい物が星の数ほどある!ということだけはわかりました(笑)
台南は美味しい物が沢山溢れていそうですね!駐在されてるなんて、羨ましいです。
まだ少しだけですが、記事を読ませていただいて、知ってたら今度台湾に行った時勉強になるなぁ、と思います。
記事のユーモアも!楽しいblogですね。
ぜひ、これからもお邪魔させてください。