しばらくしてオジサンは、今度は山で木が駆けっこする童話を考えて、また犬と猫が呼ばれました。
『高く大きな山や、低く小さな山、そして、高くはないが小さな山がいっぱい集まった大きな山があって、その山の中で木が駆けっこするんだ。』
とオジサンが言いました。
犬は
『ふぅ~ん、でも木は動かないよ。』
と言いました。
しかし、
『木のことは木に聞いた方がいいよ。』
と言って松の木とミカンの木に来てもらいました。
猫は相変わらず寝ているフリをしていました。
松の木が
『僕たちも動物のみんなと同じように動きたいけれど動けないし、駆けっこもしたいけれどできないよ。』
と言ったのです。
『そうか、う~ん。』
そして、またオジサンの『う~ん。』が続いていました。
『高く大きな山や、低く小さな山、そして、高くはないが小さな山がいっぱい集まった大きな山があって、その山の中で木が駆けっこするんだ。』
とオジサンが言いました。
犬は
『ふぅ~ん、でも木は動かないよ。』
と言いました。
しかし、
『木のことは木に聞いた方がいいよ。』
と言って松の木とミカンの木に来てもらいました。
猫は相変わらず寝ているフリをしていました。
松の木が
『僕たちも動物のみんなと同じように動きたいけれど動けないし、駆けっこもしたいけれどできないよ。』
と言ったのです。
『そうか、う~ん。』
そして、またオジサンの『う~ん。』が続いていました。