僕のお仕事(6)

2014-12-17 21:09:18 | 童話
僕は先生に『僕も保育所の先生になってもいいかなぁ?』
『ええ、いいわよ。みんな良い子だから、保育所の先生は楽しいわよ。』
『よしっ、僕も保育所の先生になる。』

そして、僕は先生のうしろに付いていって、先生と同じ事をしました。

『お外で遊んできたら、手をよく洗いましょうね。』
『先生が本を読んであげる時は静かにしていてね。』
『順番に並んでね。』
『大きな声でおへんじをしてね。』

やったぁ、僕は保育所の先生になれたんだ。
うれしいなぁ、うれしいなぁ。

『ええ、りっぱな保育所の先生だわね。』

だけれど、僕はお父さんとお母さんのお仕事は知りません、保育所の先生のように、お父さんやお母さんのうしろについて歩くことができるといいのになぁと思っています。


おしまい