カエルの僕が月へ行った話(4)

2014-08-26 21:32:48 | 童話
その夜、僕はお月様を見ながら、どれくらい遠いのか考えた。

2階の屋根よりずっと高い所にあるみたいだ。

『よし、今週中には1階の屋根まで跳べるようになろう。』

そして毎日毎日飛ぶ練習を続けた。

ある日、跳び上がって池に戻る時に頭からではなく、背中から水に落ちたので、背中が痛く息ができなかった。

その日は跳び上がる練習を止めて池の中で寝ていた。

次の朝、背中は痛く無かったがあまり無理をしないように、1メーターまで跳び上がる練習をした。