大政・小政の気ままな日誌

キャンピングカー(小政号)の出番が減って覚書のブログになっています。ボケ防止の為に毎日継続することを目標にしています。

胃瘻の是非

2014年12月13日 | 平凡な日々の日記
時折粉雪が舞い散る寒い一日だった。

今日は兄弟で母の胃瘻是非を話し合った。

一昨日病院で担当医の先生に胃瘻を勧められた。

昨年も同じように勧められた、それまで正面から考えたことのなかったこのような問題について

考え勉強しながら悩み、兄弟で相談しながら結論を出したのは、母は日頃から食べる事を楽しみにしていた。

食事(トロミ食だが)をするときが、一番嬉しそうな顔を見せていたので、胃瘻はしない方が良いと・・・・

ここ2年2~4ヶ月に一度は、誤嚥性肺炎で入退院を繰り返していたが、元気を取り戻した時には

よく話、嬉しそうに食べていた・・・その時はやはり胃瘻はしなくて良かったと心から思った。

だが先月入院して、元気がなくなって見舞いに行っても殆ど寝ていたし、痩せ方も尋常ではないと思っていた矢先

先生から、「点滴では胃瘻と違って十分なカロリー摂取は困難で、次第にやせて体力が衰えて

いわゆる老衰に近い状態で最期を迎えることが多いです。」と言われた。

認知障害がなくて意思疎通が可能であれば、母の意志を尊重して考えれば良いが、本人の意思が確認できない。

ただ我々は気が遠くなるほど母の話を聞いてきた、最後は言えない母の思いを・・・何度も考えて・・何度も

一口に人の「尊厳死」尊重すると言うが、子供の気持ちは割り切れるものではない・・・・

決め手は姉が、内科の開業医をしてる従兄に相談したら、本音では身内には胃瘻はしないと言っていたらしい

多分これを議論しても10人いれば10人が違った答をだすだろうと、少なくても我々より専門家の従兄が正しいだろうと・・

少なくても兄弟の気持ちが同じになって、来週でも先生に報告する。多分いずれも場合も正解は分からない!

昼過ぎに姉からメールが入って、母が話してくれたとの事・・・2週間近く寝た時しか見舞ってなかったので半信半疑で

その時も目を開けて、カミさんが話しかけると・・・半分は聞き取れが、顔色もよく話している。

変わって話をすると「どなたさん?」と言われ・・・しばし話をしていると、私の名前を呼んだ・・・嬉しい!

話の擦れ違いは多いが・・・時代が大きく前後しているが、思い出せる事を必死で思い出しながら話している様子

最後は家族が心配するから、早く帰れと手を振った、子供達は独立して居ないが、孫の心配をしたのだろう。

話し過ぎて疲れたよう・・・目がつぶれかかって・・・気持ち良さそうに寝入った。